国見山～笹ヶ峰

国見山～笹ヶ峰

ウシロ嵓から水無山

【日　時】	2005年 5月27日（金)
【天　候】	晴れ
【山　名】	水無山(1441m)・国見山(1418m)・明神岳(1432m)・笹ヶ峰(1367m))
【山　域】	奈良・三重
【ルート】	(11:35)大又林道終点--(13:20)明神平--(14:30)国見山-- (16:00)笹ヶ峰--(17:00)明神平--(18:00)大又林道終点
【所要時間】	6時間25分
【ﾒﾝﾊﾞｰ】	単独

体調が優れず、リハビリも兼ねての山行ということで、明神平とする。Ｒ１６５、榛原、菟田野と繋ぎ東吉野へ。東吉野役場付近は迂回路を通る。大又の林道も所々工事が行われていた。林道終点には２台の車が停まっていた。私も路脇に停め身支度を整え出発する。

工事関係者以外は乗り入れ禁止の看板があり、谷沿いに以前来た時にはなかったコンクリート道が伸びていた。アジサイが咲き、香が漂う。荒れ気味の谷には土石流防止用の鉄パイプが数十Ｍ間隔で設置されていた。急な坂を登り、ヨコグラ谷では登山姿の３人が腰を下ろしていた。工事道の終点から荒れた谷に入る。ロープを伝い右岸に出ると倒壊した小屋が左にあった。単独行と行き交い、一本入れる。

キワダサコ谷を左に見て谷沿いに進むと数段からなる明神滝が現れる。高捲いた後、梯子の掛かる荒れ気味の谷を通過すると木のベンチがある。穏やかな一般道となり電光を切りながら緩やかに登って行く。ひと登りで東屋の建つ明神平に飛び出す。以前は見掛けなかったあしび山荘と書かれたログハウスが建っている。対面の広場から鹿が此方を覗っている。一本入れていると、鹿が２匹になっていた。

左に折れ、バイケイソウの広場から潅木を抜けると開けた急坂になる。対面には笹原を抱いた前山がユッタリと見える。尾根に達すると盛期を過ぎたシャクナゲが現れる。緩やかな尾根を辿ると木立の中に水無山はあった。急坂を下ると、平坦で顕著な尾根道となる。風向きの影響か、東側は大きな疎林だが西側は密度のある潅木帯になっている。ウシロ嵓に出ると展望が展がる。登ってきた水無山から前山、薊へと稜線が延び背後に白鬚岳が見える。薄っすらとギザギザの大普賢も望まれる。戻り、自然林の中を緩やかに登って行くと国見山に着く。石灰岩の広場の中に三角点があり、伊勢辻山を垣間見る程度で、木立で展望はなかった。


明神平	ウシロ嵓から薊岳

ウシロ嵓で景観を楽しみ、ドウダンツツジやシャクナゲをカメラに収めながら、明神平まで戻る。時間もあるので明神岳の方に行って見る。

青色の扉の開閉禁止と書かれた古い小屋を左に見てスキー場跡を登る。三つ塚分岐から少し進むとカンフェルトの中に明神岩がある。ゴルフ場のヘアウェーを思わせる平原が前岳方面に展がっている。稜線に出ると秋の紅葉を思わせるようなヤマツツジが咲いていた。緩やかに登ると自然林の中に明神岳はあった。桧塚へのルートを左に見送り、急坂を下る。疎林の気持ちの良い森が伸びる。１ピーク越え緩やかに登ったところが笹ヶ峰だった。この辺りだけシロヤシオが夥しい花を付けていた。この先は下りになっていたので、本日はここまでとする。


明神岳山頂	笹ヶ峰山頂

来た道を辿り、明神平で一本入れ、車のところまで戻る。八幡温泉に浸り、帰途に就く。

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