月曜まで天気が持つとの予報で北アに行く途中で恩田大川入山を目指す。恵那トンネルを出た園原で高速を降りる。R153に入り南下、アララギスキー場に向かう。大川入山の案内地図を確かめガランとした駐車場に車を停める。
陽射しは少ないが、この時期は光力は強いと考え手拭を準備して出発する。スキー場の端にある遊歩道の案内に従う。レストハウスを過ぎ、左に案内板らしいものが見えるが、そのままスキー場のリフト上まで行ってしまう。道は無く往路で見た標識のあるところまで降りる。林の中に入り、小川のあるところでホッと一息つく。
白樺林を抜けると植林帯の中の開けたところに出る。幸いにも陽射しが途切れ南アが望まれる。林に入ると満開のベニドウダンが迎えてくれる。尾根に出て、緩い傾斜の道が伸びる。マイズルソウ・サラサドウダンなどを楽しみながら尾根の道をタンタンと進む。4名のグループと単独行と行き交う。本に案内のある1724Pも判らずこの辺りで休憩する。1mmにも満たないような小さな虫に手を噛まれ、耳にも虫が飛び込んできた。
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スキー場のリフト上 | 恩田大川入山方面のヤブ |
笹が現れ、左手に大川入山の双子峰や治部坂峠の上の蛇峠山が見える。傾斜が増し、尾根に出る。壊れた木の案内板の文字はあるが恩田大川入山方面はヤブで一般道ではない。時間も遅いので大川入山に向かう。笹原の急坂を下り、同じく一気の登り返しとなる。振り返ると恩田大川入山への稜線が延び、その西には大きな笹原の山があった。ピークを越えると本峰が目の前に見える。
山頂では若い男女が寛いでいた。男性は木のベンチに寝て居り、女性はストーブの後片付けをしていた。山頂標識、三角点をカメラに収め、治部坂峠側に降りてみる。此方からは山頂付近の笹原が顕著に見える。山頂に戻り、北に少し入ったところで恵那山を見ながら休憩する。
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恵那山方面 | 大川入山 |
分岐まで戻り、恩田大川入山方面にヤブを辿ってみる。赤布はあるが笹が立ち、明瞭な踏み分けはなく、積雪期のルートであることを認識する。往路を辿り、車のところに戻る。
飯田から高速を走らせ、豊科で降りる。穂高町から山に車を走らせ三股の駐車場で車中泊となる。
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