大普賢岳

大普賢岳
大普賢岳

【日 時】2005年 6月20日(月)
【天 候】晴れ
【山 名】大普賢岳(1779m)・七曜岳(1584m)・国見岳(1655m)
【山 域】奈良
【ルート】 (6:05)和佐又山ロッジ--(8:30)無双洞--(9:45)稜線分岐--
(12:00)大普賢岳--(14:15)和佐又山ロッジ
【所要時間】8時間10分
【メンバー 】単独


天気が回復しそうなので、大峰の和佐又山ロッジ〜無双洞〜大普賢岳の周回コースに行く事にする。前夜和佐又山ロッジに24時頃着いて車中泊。朝起きて支度をしていると、隣の車からも人が出てきた。白い子犬が近づいて来て飛び跳ねている。身支度を整え出発する。

登り出すと通行止めの先にトイレ施設が見える。上に登り道路と合するとキャンプ場にテントが一張りあった。犬が先導し林道から山道に入る。少し登ると無双洞と普賢岳の分岐となる。友人から最後の無双洞はキツかったと聞いていたので時計周りに進むことにする。先に行っていた犬が上方から降りてきた。これからヅ〜っと付いて来るのか気になる。自然林の中の平坦な道をタンタンと進む。犬は元気そのもので縦横に走り回っている。

笙ノ窟から降りている道を右に見る。底無井戸がどこか判らず、一気の岩場の下りとなり、ロープも現れる。犬はかなり慣れている様子で岩場も問題なく先に行ってしまった。

谷に降りさらに下る。水太林道との分岐から水廉滝の左岸を登る。荒れた谷を横切り谷から離れる。少し植林帯がある。無双洞が何処にあるのか判らず。尾根に乗り、池のあるところで少憩とする。

単独行が追い越し、犬も付いていった。どんどん傾斜が増し大岩が現れ、梯子が掛かっている。稜線が近づき、奥駈道に飛び出る。行者還まで往復3時間は要しそうで諦める。
無双洞と普賢岳の分岐 奥駈道
無双洞と普賢岳の分岐
奥駈道
緩やかに登って行くと西側の眺望が開け、大日・稲村・バリゴヤの頭が望まれる。七曜岳は標識が無ければ見逃しそうな岩のコブだった。日本ヶ岳〜大普賢岳のコブがハッキリ見える。板橋を渡り、岩場を下り、稜線の道を進む。左に見える窪地は七つ池だろうか。急な坂の途中で単独行と行き交う。登りきったところが国見岳で、ここも見逃しそうなところだ。右に曲がり平坦な道を進む。ここから先はシロヤシオ・ドウダンツツジが満開だった。坂を登るとまた平坦な道となる。犬が3人の女性グループに先導して行き交う。犬はそのまま付いていくと思っていたが、翻ってまた私の先を歩きだした。

山頂には先に追い越していった人と単独行が寛いでいた。三角点と山頂標識をカメラに収める。春霞で遠望は利かないが、大日・稲村・バリゴヤに加え、山上・竜・行者還・弥山、大台への林道などが望まれる。ユックリ昼食を摂っていると、奥駈行者らしい2人の男性が到着し念仏を唱え始めた。
日本ヶ岳〜大普賢岳のコブ 大普賢岳山頂
日本ヶ岳〜大普賢岳のコブ
大普賢岳山頂
帰りは岩窟ルートで下る。主脈を下り、分岐から戻るよう進む。先の単独行が道を間違えたのが、追い越していき、犬も付いていった。小普賢岳との鞍部に降り、小普賢岳の北側を捲く。小さな地蔵がある。岩場には、以前には見なかった鉄橋が掛かっていた。石の鼻の岩場の上に出ると、下方から犬の鳴き声が聞こえる。少し下ると下から猿が声を発てていた。日本ヶ岳の鞍部から急な下りとなる。大きな岩屋の鷲窟・笙の窟へと登り返し、朝日窟・シタン窟を通る。下笹の自然林の中をタンタンと下り、朝の分岐に着く。広い道に出ると陽射しが強い。犬はロッジの駐車場の日陰で休んでいた。



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