ロイカバード

ロイカバード
ロイカバード

【日 時】2005年 7月 5日(水)
【天 候】霙のち晴れ
【山 名】ゲミン峠(2323m)
【山 域】ベルナー・オーバーラント(スイス)
【ルート】 (10:30)ゲミン峠--(11:40)シュバレンバッハ--(13:25)ゲミン峠
【所要時間】2時間55分
【メンバー 】単独


本日はスーステン峠を越えてサンモリッツに向かうつもりだったが、寒冷前線が通過中で午前中は東側は雨の予報だった。フィスプは晴れていたが雲が多く、少し西のロイカバードのトレッキングに変更する。

朝食を済ませロイカから橋を渡り、温泉に向かう。温泉地に近づくとドロミテを思わせる岸壁が見えてくる。ゴンドラのロープと送電線が岩壁の山の鞍部に延びている。ゴンドラの下の駐車場に車を停める。ゴンドラは30分間隔で出発していた。標高3000m以上は雲が掛かっており、山の上部は見えなかった。10名ほどの客を乗せてロープが動き出した。中間の鉄塔では維持作業が行われていた。下を見ると滝が落ち、目も眩むような高度感があった。終点付近では風が強く、交差したゴンドラには揺れ防止のため錘が付けられていた。
ゲミン峠 湖の端から
ゲミン峠
湖の端から
ゲミン峠は霙交じりで冷たい強い風が吹いていた。皆、出発しようとせず、私はトイレで冬の下着に着替える。雨具を着装して外に出ると同時に、日本人のグループが着いた。標識を見て右に曲がる。大きなザックを担いだ子供のいる家族連れと行き交う。湖の端からガスが掛かり、余り確かめず前の人に付いていく。湖の終端から徐々に下って行く。雷鳴が彼方から聞こえ心配になる。羊が鳴らす鈴音が聞こえ、黒い羊と目が会う。徐々に雲が晴れ、前方にホテルの様な建物が現われ驚く。看板には「ホテル シュバレンバッハ」と書かれ、出店もあった。地図を確かめると道を外していた。
バームホルン シュバレンバッハ
バームホルン
シュバレンバッハ
来た道を戻る。途中、晴れ間が出てきたので冬服を脱ぐ。往路では見えなかった雪を抱いたバームホルンの濡れたスラブは太陽を浴び光を反射していた。道端の花を撮りながら、ゴンドラ駅まで戻る。ゲミン峠付近は冷たい風が吹いていた。プラッテンヘルナーは諦め本日はここまでとする。

車のところに戻るがゲートで駐車場から出られず。係員は居らず、維持作業をしていた人がゴンドラで降りてきたのでゲートを開けてもらった。

スーステン峠を見るためグリムゼル峠を越える。スーステン峠は大きな景観をなしていた。岩を刳り貫いたトンネルが車道として造られ、その岩から滝が落ちていた。万年雪を抱いたスーステンホルンには雲が掛かっていた。
トンネルの上から滝 スーステン峠
トンネルの上から滝
スーステン峠
アンデルマットからオーバーアルプ峠を越えたため一日で3つの峠越えのドライブになった。クールで投宿となる。



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