牛ヶ岳・巻機山・割引岳

割引岳
割引岳

【日 時】2005年 8月 6日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】牛ヶ岳(1961m)・巻機山(1967m)・割引岳(1931m)
【山 域】新潟
【ルート】 (7:35)桜坂駐車場--(9:15)五合目--(9:55)七合目--(11:05)水場--
(12:15)牛ヶ岳--(13:20)割引岳--(15:00)六合目--(16:30)桜坂駐車場
【所要時間】8時間55分
【メンバー 】単独


東北地方の梅雨も明け北の天候も安定し出したので懸案の一等三角点百名山の山旅に出掛ける。車検切れで変更した車の試運転も兼ねて8/5の午後に出発する。東名阪から長良川右岸、岐阜羽島から高速に乗る。長野道の須坂辺りの通行止めは渋滞に並んでいたら解除された。R117を東進し小出で投宿となる。

起きて見ると靄が掛かっていたが、天候は良さそうだった。R17からR291を南下し清水から左折し巻機山登山口の案内に従う。桜坂の駐車場は満車状態で手前の路脇の空地に駐車する。対面に駐車した人が慌しく沢登りスタイルで出発して行った。米子沢に向う様子だった。五月蝿いアブを避け身支度を整える。

登山口から直ぐにヌクビ沢との分岐になるが上級者のみとなっていた。自然林の緩やかな一般道を辿ると三合目の標識があり右折する。白い6個の花被弁の内側に黄色い筋と赤い斑点のある大輪のヤマユリが道端に咲いている。フト足元を見ると蛇が蛙を咥えていた。4合目にはベンチの様な石があった。視界のない、やや急な坂道となる。登り詰めたところが五合目の焼松で視界が展け米子沢が望まれる。上部はガスが掛かっている。一本入れる。

左に折れ、緩やかな視界のない長い道を登っていく。東西に走る尾根に乗りかえたところが六合目の展望所でグループが休息を取っている。割引沢や天狗岩が望まれるが上部は相変わらずガスが掛かっている。再度、樹林帯に入り黙々と緩い傾斜を登っていく。開けたガレ地に出たところが七合目でこれからは低木帯となり視界が利くようになる。上方には急な斜面が伸びている。

笹原の急斜面にジグザグにルートが刻まれている。山伏姿の三人の男性と行き交う。木の階段が現れ一歩一歩進む。太陽が射し始め、汗が吹き出て喘登となる。八合目の標識の傍の草付には女性が倒れたように休息を取っていた。息を取り直し、ひと登りでニセ巻機山の九合目となる。対岸の山稜には薄いガスが掛かっていた。木道を下り避難小屋から水場に向い一本入れる。バイケイソウ・ハクサンコザクラ・シモツケ・ニッコウキスゲの咲く雪渓から流れる水は冷たく喉を潤した。
米子沢 避難小屋
米子沢
避難小屋
避難小屋からひと登りすると地糖が現れる。木の階段を登り詰めたところが御機屋でここに巻機山山頂の標識があり沢山の人が寛いでいた。人が多く場所もないので直ぐに牛ヶ岳に向う。巻機山付近は絶えずガスが通っていたが、東側は晴れていた。緩やかな稜線に遥かに木道が伸びていた。7〜8人程のグループと行き交い最高点を左に見る。少し下ると朝日岳への縦走路と出会う。この辺りには柔らかな草の海が展がっていた。雪渓と牛ヶ岳から東に派生する三角形の大きなピークを眺めながら木道を下る。鞍部から登り返したところが牛ヶ岳山頂だった。御機屋付近のガスも晴れ、顕著な割引岳の三角形も望まれた。五十沢からのルートは地震の影響で崩壊地があるため通行禁止の標識があった。東から心地よい風が吹き上がり、ユックリ昼食を摂る。

来た道を戻り、御機屋から割引岳に向う。御機屋の喧騒から、直ぐに解き放たれる。崩れかけた木道を下る。ハクサンコザクラの群落がある。稜線を乗り越すと割引岳にはガスが流れていた。鞍部から急坂をひと登りで一等三角点の割引岳山頂に達する。天狗岩方面の下りには通行止めの標識があった。
朝日岳への縦走路 巻機山
朝日岳への縦走路
巻機山
上空に雲が覆い始め、そそくさと山頂を後にする。御機屋には朝、米子沢に向った人が一人ベンチに寝そべっていた。避難小屋で寛いでいた人も帰り支度を始めていた。ニセ巻機山で雨が落ち始めたが、西の空は明るく八合目付近では止んでしまった。樹林帯に入ってからの下りは長く感じられた。車のところに戻る。

六日町付近は激しい雷雨となり、送電塔に落雷するストリーマーが見えた。雷雨地は狭く、直ぐに雨は上がる。越後湯沢温泉で投宿となる。



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