御岳

御岳
御岳

【日 時】2005年 9月16日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】御岳(3067m)
【山 域】岐阜・長野
【ルート】 (7:05)濁河温泉--(8:10)湯の花峠--(8:45)のぞき岩避難小屋--(10:15)飛騨頂上--
(11:50)ニノ池小屋--(12:35)御岳剣が峰--(13:30)お鉢廻り分岐--(14:40)魔利支天山--
(15:35)五ノ池小屋--(17:10)のぞき岩避難小屋--(18:05)濁河温泉
【所要時間】11時間00分
【メンバー 】単独


御岳は今まで6〜7回登った。弟とは木曽福島から歩いて、七合目辺りで幕営した。この時は山頂では視界が悪かった記憶がある。他には友人や家内とも登ったが何れも王滝口・黒沢口からのコースだった。単独で濁河温泉側から一度試みたが雨で撤退したことを覚えている。

家内は万博漬けで暫くは山行の気配がない。夕方、家を出る。中津川で高速を降り、恵那山登山口の神坂峠に向うが雨が降っていたので諦める。坂下から下呂に出て小坂から濁河に向う。30k以上走って、二時近くに登山口に着き、車中泊となる。

ユックリ起床し、身支度を整える。登山口には以前にはなかったバイオトイレが設置されていた。橋を渡り御岳大神がの社を右に見る。老夫婦が勢い良く先に進む。仙人滝を左に見る。木の橋や階段道など整備された道を進む。コメツガなどの案内板と赤地に白で書かれた距離標識が木に括られている。砂防ダムを左に見て鉄パイプの吊橋を渡る。鬱蒼とした森林帯になるが木道が伸びる。ジョーズ岩を右に見て暫く進むと湯の花峠に着く。南が開けているが稜線にはガスが掛かっている。一本入れる。
バイオトイレ 案内標識
バイオトイレ
案内標識
かえる岩を過ぎ暫く進むと道路標識のような青地に白字で書かれた標識が現れ胡桃島キャンプ場からのルートと出会う。のぞき岩避難小屋は倒壊の恐れがあり使用禁止になっていた。のぞき岩もロープが張られ、ガスで視界は利かなかった。先に進むとお助け水に出るが、水場はなかった。森林限界を抜けハイ松帯となる。37番標識を見て一本入れる。

稜線に出ると東側は晴れていた。右に五ノ池小屋を見て飛騨頂上に向う。小屋番の人が屋根に布団を干している。継子岳は帰りに時間があれば立ち寄ることにしてニノ池に向う。魔利支天へのピークを右に見て平坦なトラバース道を進む。左下に緑青色の水を湛えた三ノ池が見え、湖畔には三ノ池避難小屋が建っている。三ノ池分岐からは岩の混じる急坂になる。登り詰めるとサイノ河原避難小屋の横に出てサイノ河原・二ノ池小屋・剣が峰の大きな展望が展がる。ケルンの林立するサイノ河原に降り、登り返しとなる。二ノ池小屋は本館も営業されていない様子だった。二ノ池は青白色の水で火山湖の様相を示していた。小屋の横で一本入れる。
飛騨頂上・継子岳 三ノ池
飛騨頂上・継子岳
三ノ池
黒沢口からのルートと合し、赤茶けた石の道を進む。頂上山荘や旭館の間を抜け階段を登り山頂に達する。数人ほど、王滝口から登山者が寛いでいた。ガスが掛かり、写真を撮り少し休んでいたが、視界は得られなかった。御岳神社の社殿の裏からお鉢巡りのコースに下る。ガスが掛かっているが、左の火口から噴気音が絶えず聞こえ、時折の晴れ間から、不気味な火口の側壁が覗かれる。登り返したところから継母岳への尾根に少し下る。ハッキリした道はないが白布などがあった。南西風で継母岳にはガスが掛かっていた。お鉢巡りは一の池を周遊するようにルートが伸びていた。一の池には水はなく赤茶けた広い火口原を成していた。二ノ池分岐で一本入れる。
二ノ池 剣が峰
二ノ池
剣が峰
新館方面に下り、サイノ河原避難小屋から魔利支天を目指す。ひと登りして、ピークに出ると継子岳・五ノ池小屋が見える。左に曲がると、稜線の南側にルートが刻まれ、岩場のアップダウンの道となる。時間が経過するほどガスが取れ、継母岳も時々顔を出していた。ここから見るサイノ河原から剣が峰の広大な景観は圧巻であった。

元の下降ポイントまで戻り、五ノ池小屋に降りる。継子岳は諦め、下山に掛かる。約1時間間隔で休憩を挟みながら下山する。18時頃車のところに戻る。町営の温泉は16時までで、旅館の温泉に浸る。 R361に出て、野麦峠方面に向う。自然オートキャンプ場の奥のゲート前で車中泊となる。


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