乗鞍岳

乗鞍岳
乗鞍岳

【日 時】2005年 9月17日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】乗鞍岳(3026m)
【山 域】岐阜・長野
【ルート】 (6:40)東谷ゲート前--(7:45)林道終点--(8:45)中洞権現ノ尾根--
(10:40)森林限界--(11:20)P2662三角点--(11:40)千町尾根出合--
(12:40)山頂0.5K--(13:10)乗鞍岳山頂--(13:45)大日岳--
(14:55)千町尾根出合--(15:40)森林限界--(17:20)林道終点--
(18:10)東谷ゲート前
【所要時間】11時間30分
【メンバー 】単独


乗鞍岳には何度か登ったことはあるが何れも畳平まで車で来てそこからのお手軽登山だった。山頂から見た南側の山容が記憶にあり、何時の日にか辿ってみたいと考えていた。

前夜、阿多野郷川沿いのアイミックス自然村オートキャンプ場を抜け、東谷ゲート前に車中泊した。夜間車が一台増えていた。ユックリ起き出し身支度を整える。真谷の橋を渡ると林道は少し高度を揚げる。晴れ渡りカーブにさしかかると朝日が路面を照らす。黒谷は道路を横切って流れていた。砂防工事を左に見ると道路に草が覆い林道終点となる。乗鞍岳の標識があり登山口であることを認識する。誰も来ないと思い登山口の前で一本入れていると単独行が「いい天気ですね」と早足で過ぎていった。

谷から離れ急斜面にジグザグに切られた道を登り高度を揚げる。古い道で草が覆ったところもある。やがて左に見える尾根へのトラバースとなる。開けたところからは鎌ヶ峰のアップダウンや御岳が望まれる。北側からは御岳が鋭鋒に見える。見えているのは継子岳にようだ。

尾根に入ると森林帯になり視界はなくなる。南に伸びる尾根の芯にはヤブの中に赤布が伸びていた。「保安林 名古屋営林局」と書かれた黄色い表札が木に括られている。倒木の混じる鬱蒼とした森林帯の平坦な道をタンタンと進む。やがて低木帯となり、右手の谷側にガレ場が見える。突然、岩場が現れ、森林限界に出たようで、視界が広がる。青地に白字で書かれた標識がある。朝方の見通しは失われていくようで、御岳や鎌ヶ峰の稜線も白み出した。
登山口 ハイ松帯
登山口
ハイ松帯
ここからは膝から胸辺りまでのハイ松が道を覆い茂みの中にはシャクナゲもあった。ペンキマーク、赤布を頼りに足元に道を探りながらの登行となる。ハイ松の背も低くなりP2662を右に見ながら三角点に達する。ここからは岩石の混じる草原帯となりケルンとペンキマークが案内役となる。千町尾根出合には「乗鞍岳 2K 日陰平 12K」の環境庁の標識があった。山頂の方面にはガスが流れていた。

背丈を越すハイ松を抜け皿石原に降りる。石の屏風岳を左に見ながらトラバース道を進む。草原帯から岩屑帯になり、大日岳の山腹を進む。正面方向に時々山頂が顔をだすが、ガスが掛かり人声が聞こえていた。北側は晴れており、高天ヶ原方面の雲の底から麓の村落が覗かれた。鞍部は西風が吹き抜け、大日岳へ向う団体と行き交う。急峻な岩場の間の道を辿る。
千町尾根出合 乗鞍岳山頂
千町尾根出合
乗鞍岳山頂
ガスで覆われていた山頂だが、沢山の人で賑わっていた。昼食を摂って寛いでいると、一時大日岳の方面が見えた。

鞍部まで戻り、一般道から外れ大日岳に向う。火山跡で風を避けるものが無い。山頂の木の祠は壊れていた。屏風岳方面はガスで見通しが利かず諦める。鞍部まで戻り、来た道を辿る。分岐まで一時、屏風岳・大日岳が望まれたが、またガスで覆われた。P2662の三角点を確認し、森林限界を目指す。ガスが流れ往路の視界は失われていた。帰路はハイ松帯は気にならない。森林帯に入りタンタンと歩を運ぶ。17時過ぎ林道に出て、18時頃車のところに戻る。
大日岳 大日岳山頂
大日岳
大日岳山頂
高根村の七峰館の湯に入って、野麦峠で車中泊となる。


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