大所山・白倉山

大所山から白髭岳方面
大所山から白髭岳方面

【日 時】2005年 4月22日(土)
【天 候】晴れのち曇り
【山 名】大所山(1345m)・白倉山(587m)
【山 域】奈良
【ルート】 (10:05)匠の村駐車場--(10:50)白倉山--(13:00)匠の村駐車場==
(13:00)大所山登山口--(13:45)水場--(14:35)大所山--
(15:55)大所山登山口
【所要時間】1時間25分・2時間55分
【メンバー 】単独


日曜は雨の予報となり、日帰り可能なR169沿いの大峰の前衛峰の白倉山・大所山に出掛ける。宇陀仁の道の駅では選挙カーがマイクを鳴らしていた。東川沿いに走り、R169に出る前に木工館を左に見て戻るように右折。匠の館のゲートを潜り高度を揚げる。登山口を確認し尾根にある匠の村の駐車場に車を停める。身支度を整え出発する。

白倉山1.2Kの標識から尾根の揚がると祠があり数十M進むと更に二つ目の祠があった。道が二手に分れ黄色地に青の矢印の標識に従う。左傾斜の山腹になり、倒木が多くヤブっぽくなる。再度尾根に乗り、植林は手入れされていない様子で倒木を跨いだり潜ったりの歩行となる。波津の分岐を右に見て暫く進むと林の中に東屋が現われた。傾斜が緩み林から抜ける。少し下りNHKアンテナ施設の脇を抜けると展望所に出る。

白倉山から湾曲した山稜が佛ガ峰に延び、その背後の青根ヶ峰へと連なっている。東には白屋山が鎮座している。眼下に国道を走る車が見える。山麓の集落が意外に多く感じられる。三角点は確認出来なかった。

五社峠への下りが急だったので佛ガ峰へ行くのは止めにする。来た道を辿り車のところに戻る。
山麓の集落 佛ガ峰
山麓の集落
佛ガ峰
大所山に向かう。R169を南下して道の駅杉の湯で昼食を摂る。下多古バス停を左折し川沿いに進む。橋を渡り高度を揚げる。赤い鳥居の宗像神社の所で崩れた岩木があったので通行できる程度に取り除く。登山口の広場には車が二台停まっていた。

植林帯の中の道は地道の作業林道をショートカットしていたが踏み跡が薄く判り難く。「登山道順 吉野防犯協会 吉野警察署」と方向が書かれた標識が要所にあるが、足元が柔らかで歩き難い。作業林道の終点から山道になる。植林帯が一時開けたところの木は大きく真直ぐ伸びていた。橋の掛かる涸れた斜滝を右に見る。徐々に増す傾斜を電光を切ながらタンタンと登っていく。上方から水音が聞こえ水場の横に出て一本入れる。

ここからは暗い植林帯の中の急坂となり喘登となる。林相が檜に変わると木間が広くなり明るさが増した。右に苔のテーブルの岩場があり展望が良さそうだが帰りに立ち寄ることにする。稜線に出て植林と自然林に沿ってワイヤーが走っていた。疎らに残雪があったが、単独か2人位の本日の登山者の足跡があった。小さなアップダウンの後、最後の登りになる。ここからは完全な自然の疎林になる。

頂は疎林帯の中にあり、眺望は十分なものでは無かった。木の間から小天井山や対岸の山などを確認する。三等三角点の周りには大所山と百合ヶ岳の標識があった。周遊コースの方が短そうだが残雪があるので諦める。寒さを覚えたので早々に山頂を後にする。
眼下の駐車場と大台方面 大所山山頂
眼下の駐車場と大台方面
大所山山頂
苔テーブルの岩場からはピョコンと突出た白髭岳が特徴的だ。大所山の方にに目を遣れば索道櫓のようなものが森から突出ていた。眼下に駐車場が望まれ急峻さを実感する。来た道を辿り車のところに戻る。家路へ就くと雨がショボショボ降り出した。


大所山へ

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