三峰山・平倉峰

平倉峰から
平倉峰から

【日 時】2005年 5月 6日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】三峰山(1235m)・平倉峰(1222m)
【山 域】三重・奈良
【ルート】 (11:15)林道終点--(11:50)水場--(12:50)三峰山--
(13:45)平倉峰--(14:25)八丁平--(15:20)新道峠--(16:15)林道終点
【所要時間】5時間00分
【メンバー 】二人


軽登山用のトレッキングシューズの底が剥離し、急遽購入したシューズの足慣らしも兼ねて、手近に自然が味わえる三峰山に家内と出掛ける。日曜は雨の予報でこの日はGW最後の晴間となった。R369から神末川を遡る。民家の桜は見頃を迎えていた。奥宇陀青少年村のキャンプ場は可也賑わっていた。登尾コースは何度か登っており、新道コースを採る。堰堤のある回転場に車を停める。この先にも細い林道が延びており、作業を終えた軽トラが降りてきた。山頂まで3400Mの標識があり、登山口を確認し、身支度を整え出発する。

作業小屋の横から木の階段道が続く。「ワナ」に注意の看板を右に見て植林帯の中を電光を切りながら登って行く。左側が開け若葉の自然林になり、曽爾の山々が望まれる。ネットが現われ、少し下り谷間に降りる。ネットの扉を開けて谷沿いに進む。水場があり休憩する。バイケイソウが目立つ。

少し登ると新道峠で稜線に乗る。緩やかに登り大きく下り、登り返す。植林帯も若干交じるが自然林が続く。3〜4組の下山者と行き交う。登尾の峰辺りからは裸木の林になる。やがて登尾コースと合する。八丁平は帰路に寄ることにして三峰山に向かう。御岳展望所からは学能堂山・大洞山が望まれた。

山頂は4〜5組、十数人の人が寛いでいた。三角点と曽爾方面をカメラに収め、先に進む。道は細くなるが踏み跡はハッキリしている。地面から力強く吹き出たバイケイソウの緑が足元に広がる。褐色の裸林に咲くタムシバの白色も勢いよい。飯南側の眺望も得られ、快適な疎林の稜線漫歩となる

平倉峰の頂上は大きく開け芝生の広場になっている。吹き上がる南風を避け、北側斜面で暖かい陽射しの中で景観を楽しみながら昼食タイムとなる。倶留尊山・二本ボソ、古光山、住塚、国見、大洞、学能堂山のスカイラインに加え、山裾の緑から褐色の稜線へと変化する色彩のグラディエイションが見事だ。

バイケイソウ タムシバ
バイケイソウ
タムシバ
来た道を辿るが、三峰山山頂に居た夫婦と行き交う。ノンビリ平倉峰へ向かって行った。三峰山山頂はファミリーなどで相変わらず賑わっていた。八丁平に降り南のピークに立ち寄るが木立で視界はなかった。アセビの咲く広場に戻り南側の景観を楽しみながら、休憩する。対面に見えるピークは迷岳だろうか。

帰路、新道峠前ピークへのキツい登り返しをなんとかこなす。ワサビ峠を探索したが要領を得なかったが、地図を確認すると石仏と表記あり、三峰山山頂に居たファミリーがこの峠から飯南方面に下山していった。水場で一服して往路を辿り、車のところに戻る。谷で飲み物を冷やしていたが、行動中暑さは感じられなかった。キャンプ場は相変わらず賑わっていた。


八丁平から

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