仙ヶ岳・御所平

仙ヶ岳・御所平
仙ヶ岳・御所平

【日 時】2005年 5月21日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】仙ヶ岳(961m)・御所平(850m)
【山 域】三重・滋賀
【ルート】 (8:15)林道ゲート前--(8:55)白谷分岐--(9:55)不動尊--
(11:20)仙ヶ岳東峰--(11:55)仙ヶ岳--(12:20)御所谷分岐--(13:20)御所平--
(14:00)茸谷降り口--(15:25)林道終点--(16:10)林道ゲート前
【所要時間】7時間55分
【メンバー 】二人


雨が続き出不精になっていたが、久しぶりの晴間が覗き、鈴鹿南部の仙ヶ岳南尾根から御所平に出掛ける。広域農道から亀山を通り両男に入る。池山では第二名神の橋脚が出来ていた。標識に従い石水渓への林道に入ると茶畑の背後に野登山が見えた。いつもの回転場にはゲートがなかったのでそのまま進むと路幅が狭くなり後続車も交えそのままバックする羽目になった。豊橋から来たグループの車の横に停める。身支度を整え出発する。

路脇には既にタニウツギが咲いている。林道は雨後で抉られたり、崩れたりしたところがあった。タンタンと林道を進み終点から川を横切ったところが白谷コースとの分岐で小屋を確認する。ここからは植林帯の谷沿いを釜跡などを見ながら徐々に登って行く。ペットボトルが吊り下げてある枝谷が最後の水場でここで一服していると4人グループがいいペースで負い越していった。

伏流となり谷音が消え涸谷になり、釜跡を見ると一気の急坂になる。ジグザグに谷の芯を辿る。右に大岩が現われると稜線に出る。右に折れ不動尊に立ち寄る。岩場からは展望が開ける。辺りにはイワカガミが咲いている。南尾根の最初の取付きが難所で御在所の前尾根を想起させる。ここからは右に野登山、左に御所平を見てながら、高度を揚げピナクルを越える。仙ノ石が見えるピナクルで小憩する。
茶畑と野登山 不動尊
茶畑と野登山
不動尊
最後のピナクルの手前で不動滝方面からのテープが揚がっていた。陽射しが強く、仙ノ石で昼食タイムとする。野登山の道路が指呼の間に見えほどだが調子が上がらず、仙鶏尾根は諦める。宮指路、高円、入道、雲母、鎌、御在所等々と鈴鹿の山々が北に延びていた。
ピナクル 御所平
ピナクル
御所平
鞍部まで下り、仙ヶ岳に登り返す。狭い山頂に10名前後の登山者が寛いでいた。小社峠方面に少し下ると雨乞から綿向山の稜線も望まれた。山頂標識をカメラに収める。登ってきた南尾根を左に見ながら快適に笹薮を下ると単独行と行き交う。シロヤシオがもう花を付けていた。木陰に入り一気の下りとなる。植林帯に入ると踏み跡が薄くなり、テープを追う。下り切ったところが御所谷分岐で反対の滋賀側からもテープが揚がっていた。急坂を登ると傾斜が緩み、自然林の木陰の道となる。レンゲツツジがもう赤い花を付けていた。御所平北端に出て陰で一本入れる。

笹原で休憩している人を右に見る。サクラグチの尾根、能登ヶ峰の尾根を北に、仙ヶ岳南尾根を南に見ながら陽射しの笹原を進む。スミレが木陰に咲いていた。御所平最高点を越えバイケイソウが道を覆う辺りで三匹のシカと出会った。御所平南端は一様な低い笹原で能登ヶ峰と良く似た斜面になっていた。ベンケイ、鈴鹿峠など南に延びる尾根を眺める。
御所平南端 ベンケイ方面
御所平南端
ベンケイ方面
左に折れて暗い植林帯を下ると、東側が崩壊している草地の広場に出る。稜線と分れ急坂を下る。堆積した落葉で足場が滑り易い。木を掴みながら何とか茸谷の降りる。テープはあるが、踏み跡は薄く入山者は少ないようだ。最初の堰堤は左岸から次は右岸から降りる。平板な岩壁に危なっかしい古い丸太橋が掛かっていた。三つ目の堰堤は最近出来たようだった。ここは左岸を乗り越す。河床から離れ遥か右下に谷を見ながら暫くすすむが、また河床に下りる。七つ釜コースの案内板を見ると二股になり林道終点に着く。安心を覚え、食料を平らげる。

林道をタンタンと進む。車のところに戻る。久しぶりの鈴鹿は充実した山行になった。



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