白鳥山は栂海新道の北端の1000級の山である。土曜日に電気の試験を終え一段落したので、北の山旅に出掛ける。日曜日ユックリ準備して北陸の国道を走らせる。R8を北上して富山朝日町境から県道115に入り林道金山線の坂田峠手前の駐車場にて車中泊となる。
夜間は暑く寝苦しく感じられた。身支度を整え出発する。林道を50M程進むと旧北陸街道の坂田峠に出る。ここから親不知まではまだ尻高山を越えて行かねばならない。草の覆う道を抜けるとロープや階段の続く一気の金時坂となる。曇りがちで遠くに雷鳴が聞こえ不安定な天候を感じさせる。知名度のせいかウィークディにも拘わらず3人グループと単独行3人と行き交う。何れの人も長い山行の終期を感じさせ、中には大きなザックで足を引き摺った人も居た。ロープや階段の混じる急坂を登り切ったところが金時坂ノ頭。傾斜が緩み、二つ目の谷がシキワリの水場で喉を潤し、一本入れる。
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坂田峠 | シキワリの水場 |
更に谷を横切った辺りから、また急坂になる。ひと登りで尾根に出て傾斜が緩む。向かう前方にはガスが掛かっている。数組の下山者と行き交う。山姥道のルートが右から揚がっているが、草が覆っていた。
山頂小屋では7〜8人のグループが、ユックリ、下山の準備をしていた。この小屋にこの人数では昨夜は満員だったことだろう。三角点と山頂小屋をカメラに収める。生憎、南側にはガスが掛かり犬ヶ岳などの眺望は得られなかった。北側も黒姫山がガスの中に薄っすらと見える程度だった。グループが去った小屋でノンビリ休憩タイムとする。
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山頂小屋 | 黒姫山方面 |
来た道を辿る。幸いにも雨には遭わず水場では日も射し始めた。車のところに戻ると蒸し暑さが待っていた。境へ出る手前の田圃の中には十数匹の猿が居た。
R8、R7を北上し山形の温海温泉で車中泊となる。
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