大白森は乳頭山と八幡平を結ぶ稜線上の山で、山頂は高層湿原になっている。ウィークデイにも拘わらず鶴ノ湯の駐車場は二十台ほどの車が停まっていた。起きて見ると雨が降っていた。雨具を装着しての出発となる。
駐車場奥に地図の説明看板があり、その右に小白森大白森登山口の標識がある。階段を上がると鶴の湯神社がある。道なりに進むと林道に出て、蟹場温泉の分岐になっている。林道を少し行くと大白森4.7Kの丸木の標識があり、ここから山道になる。植林帯を抜け緩やかな坂をタンタンと登っていく。背丈ほどの竹が覆い雨露が滴る。やや急な金取り坂を登り詰めると傾斜が緩み、田代岱・乳頭山からの稜線の道と出会う。木道が現れ、暫く進むと小白森に出る。頂という感じは全く無く、草地の平原が広がっているだけで標識がなければ通り過ぎてしまう。ガスが流れ残念ながら遠望は利かない。
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鶴ノ湯 | 小白森〜大白森 |
林に入り一旦大きく下り、急坂の登り返しとなる。登り詰めると平原に飛び出る。草地に木道が走る。花の盛期は過ぎているがリンドウ・ウメバチソウなどの花が咲いていた。
平原の真中に大白森の山頂標識があった。雨は上がり光も射し始めた。時間の経過と共に視界は良くなったが、三ッ石山や八幡平・乳首山には雲が掛かっていた。暫し休憩タイムとなる。
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小白森を望む | 大白森山頂 |
山荘には行かず来た道を辿る。金取り坂を下った辺りで二人のグループと行き交う。互いに入山者の存在に驚く。大白森山荘の様子を聞かれた。林道手前でザック無し半ズボンでスパッツのいでたちの単独行と行き交う。車のところに戻る。
白濁の湯の鶴ノ湯温泉(¥500)に浸り汗を流す。R341を北上、玉川温園地自然研究路を巡る。コンパクトに見所があり沢山の人がゴザを敷いて岩盤浴をしていた。私も腰痛があったのでじかに寝転んでみた。岩から程好い暖かさが伝わって来た。ここから、焼山への登山道はあるが、この日は諦めることにする。
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玉川温園地自然研究路 | 岩盤浴 |
R341、R282と繋ぎ、十和田で食料を仕入れる。大湯温泉(¥300)本日3度目の湯に浸る。発荷峠手前から県道2に入り、鉛山峠入口で車中泊となる。
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