丸屋形岳・袴腰岳

丸屋形岳
丸屋形岳

【日 時】2005年 8月27日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】丸屋形岳(718m)・袴腰岳(707m)
【山 域】青森
【ルート】 (6:50)丸屋形岳登山口--(8:00)丸屋形岳--(9:00)丸屋形岳登山口==
(9:05)丸山林道最頂部--(10:20)袴腰岳--(11:30)丸山林道最頂部
【所要時間】2時間10分・2時間25分
【メンバー 】単独


丸屋形岳・袴腰岳は津軽半島東部の山である。前夜、野田の街道に老人ホームの案内があった。荒れ気味の林道で丸山林道の標記がないので、林道を少し入ったところで車中泊した。下北半島の山の端からの日の出を見る。路端の標柱には「さい沼」の案内があった。玉川沿いの林道を進む。勾配のあるところは舗装されており、登り詰めたところに丸山林道の標識があった。展望所からは高度感ある丸屋形岳が見事で、袴腰岳は雲が掛かっていた。崩壊地跡を2つほど通る。笹に覆われた袴腰岳登山口を右に見て、左、右とカーブを切ったところが木の看板の立つ丸屋形岳登山口だった。荒れた道でここまで来れたことで目的の半分は達成されたと言える。

幅広になった路脇に車を停め、身支度を整え出発する。草で覆われた坂を上がると平坦になり谷に飛び出る。登山道はそのまま路脇に続いているが、谷に下りそうになる。250m毎に平板標識が立っている。平坦な道が続きシダが切れる辺りから急登が始まる。山頂まで500m付近からは更に斜度が増す。山頂まで250mに達すると傾斜が緩み、山頂の一角に出る。

三角点地点は木立で眺望はなく、木の間から袴腰岳が見える程度だった。少し戻ると開けた地形になり南側に鳴川岳などの近く山々が重なり、その背後の雲の上に岩木山が首を出していた。袴腰岳の背後に北海道の大千軒岳も見える。来た道を辿り車のところに戻る。
丸屋形岳登山口 袴腰岳登山口
丸屋形岳登山口
袴腰岳登山口
今別と平館の境の丸山林道最頂部まで移動する。袴腰岳の標識は藪の中にあった。藪っぽい平坦な道を暫く進む。急坂となり山頂まで500mの標識が現れる。笹原に出ると陽射しが照りつけ、人が入っていないせいかトゲを持った茨のような草が道を覆いズボンに纏わりつく。ストックで払うが棒に捲き付き始末が悪い。暑いが根気良くやる必要がある。なんとか笹原を抜け樹林の日陰に入りホッとする。根岸からの分岐に出て急坂をひと登りすると南峰に出る。東に開けた狭い稜線を辿ると袴腰岳北峰となる。

林の中を西に十数m行ったところがビューポイント。電力風車の林立するウィンドファームと竜飛岬、今別の街、津軽海峡を挟んで北海道の大千軒岳・駒ヶ岳のシルエットも見え、「遥々来たぜ、袴腰岳〜」の気分になる。山頂に戻ると陸奥湾を挟んで下北半島の海岸丘が指呼の間に望まれ、吹き上がる東風を浴びながら昼食タイムとなる。
竜飛岬 袴腰岳
竜飛岬
袴腰岳
茨のところに注意しながら来た道を辿り、車のところに戻る。今別方向に東沢林道を下るが、道路が陥没していたので引き返す。R280に出て塩の味のする湯ノ沢温泉(¥300)に浸り汗を流す。東風が強く陸奥湾は白波が立っていた。蟹田からフェリーに乗り下北に廻る予定だったが、明日からの予報は芳しくなかったので諦める。

弘前に出てJR駅で県道28の入り方とコインランドリーの場所を尋ねる。東南アジアの女性が応対した。衣類を洗濯して白神ラインに入る。藤方駒ヶ岳への道は県境で通行止めの案内があり天狗岳に変更する。ダートの白神ラインに入り津軽峠を越えて天狗峠で車中泊となる。


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