天狗岳は世界遺産白神山地のコアの北部に位置する。前夜天狗峠に車中泊したが、通行した車は無く十分睡眠できた。起きて見ると鈍よりした空模様で雨の降り出しは早まりそうだ。身支度を整え出発する。
登山口には天狗峠待ち合わせ場所と書かれた角柱杭や天狗岳まで5.154Kの標識、白神山地世界遺産の大看板などがある。緩やかに登って行くと天狗岳まで5Kの角柱標識がある。道は整備され500M毎にあるこの標識が山頂まで案内してくれる。849Pから右に折れ少し下るとロープの張られたガレ場のノズの赤タクレになる。赤石川の東側に開け展望の場所だが、生憎の天候で遠望は利かない。深いブナ林の稜線歩きとなる。天狗岳まで3K地点で一本入れる。
|
|
登山口 | ノズの赤タクレ |
825Pから左に折れ大きく下る。木の間から天狗岳が望まれる。細い稜線になり山頂まで1K地点はこのルートの最低鞍部。ここからは一気の急登となる。南に回り込むように登り詰めると南からの稜線と合する。傾斜が緩み藪を進むと山頂に飛び出る。
南側が開け眼下に追良瀬川が白神山地のコアが展がる。対面の向白神山は頭に雲が掛かっていた。休憩タイムで寛いでいた。直近の南のピークに小さなレンズ雲が掛かった。下り始めるが直ぐに雨が降り始めた。上下の雨具を着込む。幸いにも強い雨は一時的だった。
|
|
標識 | 天狗岳山頂 |
天狗岳もガスが掛かり来た道をタンタンと辿る。P848を越えたところで若い女2人、中年男一人のクループと出会い驚く。何か調査している様子だった。車のところに戻る。
白神ラインを戻り、西目屋の道の駅の温泉(¥300)に浸り汗を流す。角鹿から安代に出て県道28に入り七時雨山荘で車中泊となる。
|