七時雨山

七時雨山
七時雨山

【日 時】2005年 8月29日(火)
【天 候】曇り
【山 名】七時雨山(1060m)
【山 域】岩手
【ルート】 (6:45)展望台駐車場--(7:45)三合目--(9:15)七時雨山北峰--
(10:00)七時雨山南峰--(12:40)展望台駐車場
【所要時間】5時間55分
【メンバー 】単独


七時雨山は岩手県盛岡市の北に在り、安代と西根の境界に位置する。岩崎元朗氏が選んだ新日本百名山の岩手県の山でもある。前夜は霧が発生し辺りの様子が判らず七時雨山荘横で車中泊した。朝も霧が発っていた。県道を少し戻ったところに大きな駐車場があり「新日本百名山 七時雨山登山口」と書かれた大きな看板があり、概略図の案内板、トイレもあった。

身支度を整え出発する。黄色いチェーンを外して牧場に入る。霧が濃く視界50mといったところで、黄色地に登山道と書かれた丸い標識を追う。田代平高原や一合目までの距離を書いた標識が現れる。「元田 昭和中期の水田跡」と書かれた標識から小川に掛かる橋を渡ろうとした時、茶色の大きな牛が道を塞いで立っていた。暫く待ったが、威嚇の声を挙げ、立ち退く様子はない。対岸の標識を確かめ、川の少し上流を渡るが、そこも牛の群れの中だった。外乱にならないようソロリソロリと群れから離れる。山荘からの道と出会ったところが一合目だった。丸い標識で方向を確かめながら牧場の中を進む。2合目を通過して扉を開けて笹原に沿って進むと3合目になる。ここまでが牧場歩きで、視界があればなんでもないところだが、思わぬ神経を遣った。一本入れる。
登山口 威嚇の声を挙げる牛
登山口
威嚇の声を挙げる牛
ここからは山道になりホッとする。整備された道でガスに包まれた林の中をタンタンと高度を揚げる。五合目あたりがやや急な坂で八合目から右折し頂稜に乗る。

山頂もガスが掛かっていた。北側は雲の底から田園が覗かれた。三角点などをカメラに収め、一本入れる。時折ガスが切れるので南峰まで行ってみる。岩手山らしい三角形の頂きが雲の上に顔を出していた。
霧の中の標識 南峰
霧の中の標識
南峰
来た道を戻る。牧場で夫婦連れと行き交う。「熊は出ませんか」の問に「熊は居ないと思いますが、牛が出ます」と答えるとズッコケていた。霧は晴れ、朝の難行が嘘のように牧場は見渡せ、暑い日差しになっていた。車のところに戻る。

七時雨山温泉(¥300)に浸り汗を流す。盛岡、角館、横手を通り村上市のバラ園で車中泊となる。


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