雨乞棚山・尾城山


【日 時】2005年10月 4日(水)
【天 候】曇り
【山 名】雨乞棚山(1391m)・尾城山(1132m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (8:45)東股田瀬林道登山口--(9:35)雨乞棚山--(10:30)東股田瀬林道登山口==
(12:20)尾城山林道ゲート前--(14:05)尾城山--(14:55)尾城山林道ゲート前
【所要時間】1時間45・2時間25分
【メンバー 】単独


裏木曽の井出ノ小路を目指す予定だったが、付知渓谷分岐から少し進んだところで通行止めになっていた。ゲートの前には来年3月まで工事の予定の看板があった。道の駅まで戻り、近くの雨乞棚山に変更する。家を慌てて出発したのでカメラを忘れたことに気付く。R257沿いにサークルKがある尾ノ平の信号から山側に向かう。突当りを右折して数十M進んだところから東股田瀬林道に入る。幾つか分岐もあるが、高度を揚げる舗装道をグングン登る。小さなリスが道を横切る。登り切るとやや荒れ気味の水平のダート道になる。見通しが利かずどこを走っているのかよく判らない。緩い尾根を廻り込むと古い板の雨乞山の標識があった。ここからも林道は2つに分岐していた。薄暗い植林帯の中にブナが5本、4本と並んでいる。

身支度を整え出発する。緩い坂を登って行くと足元には栗のイガが落ちていた。集団発生なのか数CMの地色の虫が目に付く。突然、明るい林道に飛び出る。ここからは滑り易い一気の急坂になる。右手に金網が現れ、この辺りからヤブっぽくなる。左から刈り込みが揚がり、ピークを越えると傾斜は緩む。

山頂に飛び出るが、車道が直下まできていた。南東に開け福岡から中津川方面が望めた。山稜には雨雲が掛かり、同定できる地形は見付からなかった。期待していた北側は木立で視界は得られなかった。休憩していると雨が落ち始めたので、早々に山頂を後にして来た道を引き返す。雨は直ぐ止み車のところへ戻る。

時間もあるので、尾城山に立ち寄る。R257加子母村番田の交差点を左折。加子母川を渡り、突当りを右折。加子母中学校を見て直ぐに左折。直進して尾城御宮林道に入る。植林帯のダート道を進み、突当たった林道を右折。この辺りは測量や道路維持の土木関連の人が作業していた。左折し荒れた尾城山林道に入る。高度を揚げながら暫く進む。分岐があり立派な舗装道の前に鍵の掛かったゲートがあった。傍らに車を停め身支度を整え出発する。

ゲートを越え林道を進む。辺りには同じ様な高さのピークが在り目指す方向が判らない。標識は全く見当たらずこの道が尾城山林道なのか不安になる。幾つかカーブを切り、大きく右に弧を描きながら林道は緩く登って行った。山腹に突当たると徐々に下り始め林道終点に達した。幸いにも尾城山のプレートがありホッする。藪っぽい植林帯の中に入ると奥の稜線にピンクのマーカーがあった。引き返すように緩い傾斜の稜線を辿る。踏み跡は薄く、膝ほどの竹笹の部分もあった。急坂となりピークに出て稜を辿り右に折れ急下降して鞍部に達する。そこには左が加子母口、右が東白川有本、山頂まで5分と標識があった。本日初めてのマトモな標識である。

山頂は大きく切り開かれ、石碑や木のベンチがあった。西側の山が望まれたが同定できるものはなかった。50M先の御岳・小秀山の展望所に行ってみたが、山は雲で覆われていた。

帰路は鞍部から下る。道は降り始めに踏み跡が消えるが、下るほどハッキリして橋も掛かっていた。林道の加子母口に下りると登山口の板の標識があり、反対側の道路には車が4〜5台停まれるほどのスペースもあった。只、標識は木に隠れて居り、往路で見落としたのも仕方ないと思われた。

車のところに戻る。着替えをして帰途に就く。

何れの山も登山口までの林道のアプローチが問題で、到達できれば山行の半分以上は達成したことになると思われた。


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