野竹法師・ゴンニャク山


野竹法師から果無山脈を望む
野竹法師から果無山脈を望む

【日 時】2006年12月31日(日)
【天 候】
【山 名】野竹法師(970m)・ゴンニャク山(952m)
【山 域】高野(和歌山)
【ルート】 (7:40)皆根川出会い--(7:55)野竹法師登山口--(9:15)椿尾峠--
(10:35)ゴンニャク山--(11:15)野竹法師--(13:20)林道--(14:30)皆根川出会い
【所要時間】6時間50分
【メンバー 】単独


年末年始の山行は高野山南部、果無山脈地域に出掛ける。30日に家を出て、R42を南下する。荷坂峠の熊野古道に立ち寄る。熊野からR311に入る。川湯の仙人風呂に入るが25日の増水で全体に冷めたく、湧出場所に皆集まっていた。R311を西進し、尾和田橋バス停を確認。平井郷トンネルを抜け左折、旧国道に入る。四村川に掛かる鉄橋の袂で車中泊となる。橋には鎖が掛かり進入できなかった。月夜で夜間かなり冷え込んだ。

朝、起き出すと車が一台やって来た。山主の様子でゲートの鍵を外して通って行った。冬用下着にして身支度を整え出発する。橋を渡り右に曲がって皆根川沿いの平坦な林道を進む。山稜には僥倖が当っているが谷底はまだ寒い。軍手では指先が冷たく、冬用手袋を引出す。

登山口には朝の車が停まっており、上方からチェンソーの音が聞こえて来る。傍らには警察署と消防署の大きな注意看板がある。取り付きは藪っぽく急坂でウラジロ系の葉が道を覆う。直ぐに桧の植林帯となり、道を横断するテープも現れる。暫く登ると右手が開け土手のようなものが現れ、林道に飛び出る。土手は大きな広場になっていた。道脇にはルートが書かれたプレートがあった。右に曲がり雪で凍った林道を進む。左の鞍部に略図プレートがあり、再度、山道に入る。小ピークの椿尾峠を左折して鞍部まで下る。直下に林道が走り、ここからでも取り付くことができる。急なアップダウンをこなし登り返したピークを左に曲がると西に開けたところに出る。本には槙山、分嶺山、嶽山の展望とあるが、私には嶽山を同定できる程度だった。
略図プレート 伐採地
略図プレート
伐採地
やや細目の尾根道を辿る。嶽山への分岐には明瞭な踏み跡はなかった。右に植林帯、左に自然林の緩やかな坂道を辿り、ゴンニャク山に達する。山頂は桧林の中で視界はない。

左折し、雪上のカモシカのトレックを追いながら一気に下る。木の間から前方に法師の様にボッコリ突き出た山が望まれる。今度は左手に植林、右手に自然林の尾根道を快適に進む。南側の木の間から三角形の法師山も望まれる。

山頂は北に切り開きがあり、果無山脈が望まれ冷水山直下の山腹を刻む林道も識別できる。その遥か背後に雪を抱いた大峰も望める。二等三角点などをカメラに収める。標識から推すと辺りの林道から直接登れるルートもあるようだった(可也の藪漕ぎを覚悟する必要がありそうだが・・)。
ゴンニャク山周辺 野竹法師
ゴンニャク山周辺
野竹法師
来た道を辿り帰途に付く。椿尾峠手前から林道に降りてみる。分岐には「民有林道小広静川線」の看板があった。登山口では林道近くで伐木作業中だった。上方の作業者に挨拶をして通過する。車のところに戻る。

川湯温泉の公衆浴場に浸る。道の駅の前のスーパーで食料を仕入れ、八木尾の十津川の河原で車中泊となる。

2006年の最後の山行で、山行回数は前年の半数になった。


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