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【日 時】 | 2007年 7月 8日(日) |
【天 候】 | 曇り |
【山 名】 | 宮指路岳(946m)・仙ヶ岳(961m) |
【山 域】 | 鈴鹿(三重) |
【ルート】 |
(10:05)大石橋--(12:00)宮指路岳--(13:20)小社峠--(13:55)仙ヶ岳-- (14:55)林道終点--(15:30)大石橋 |
【所要時間】 | 5時間25分 |
【メンバー 】 | 単独 |
あまりのユーロ高に今年は欧州旅行は諦め、山の方もご無沙汰になってしまった。沿海州に発生した巨大な寒冷渦が銚子沖で霧散し、梅雨に入った。ラニーニョが発生したということは赤道では東風が強く、中緯度では東西指数が大きいことになる。ジェット気流の軸も安定しており梅雨は長引くのだろうか?などと考えながら車を走らせる。大石橋の横に車を停める。身支度を整え出発する。 登山口の横には青色のトイレが設置されていた。堰堤を越え植林帯を通過して、小滝の掛かる小川を渡る。分岐からカワラコバ谷コースを選択する。向こう脛にチクリと痛みを感じる。ズボンを上げると数匹のヒルが着いていた。ヒル対策をして来なかったことを後悔する。この先も谷沿いのルートでヒルの巣窟が待っており、引き返すか迷ったが覚悟を決めて前進する。 歩を早め、膝を確かめながら進む。ややパニック状態に陥り、稜線への登りでガレに入ってしまう。足を止め払い落としていると、2cmほどのヒルが近づいて来る。ガレ脇の潅木を掴みなんとか小岐須峠の南稜線に出た。汗で上着はグッショリ濡れてしまった。一本入れる。
二等三角点の山頂から一気に下り、犬返しの剣のザレ場に取り付く。右に捲いて折り返し、砂の岩場を抜ける。振り返れば宮指路岳、眼下にはガレ場の下のまで林道が伸び、高円山のアンテナ施設が指呼の間に望まれる。崩壊が進んだところには、脇道があった。ピークに出ると、対面に東海展望・三体仏の岩場が南には野登山のアンテナが望まれる。ここからはアップダウンの道になる。p905からは犬返しの剣の花崗岩の岩場が望まれる。p925では仙が岳が近くに見える。視界が途切れ、暗い森林の歩行となる。さらにピークを越え、降り切った鞍部が小社峠。小憩する。
峠から降り切って川沿いのルートが続く。歩を休めることなく林道終点まで進む。堰堤で膝を確認する。車のところに戻る。靴を脱ぐと靴下の上からも数匹のヒルが食いついていた。振り払おうとすると靴下の繊維の中に逃げ込んでいく。 応急的な止血をしたが運転中も血が流れていたので、通り掛かった消防署の水道でヒルジンを落とす。親切な署員の方にバンドエイドを貼って貰った。 出血個所二十数個所。この時期の鈴鹿はヒル対策をせねば、と、身に染みた山行となった。 |
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