恵那山(神坂道)・富士見台


恵那山
恵那山

【日 時】2007年 9月 9日(日)
【天 候】曇り
【山 名】恵那山(神坂道)(2192m)・富士見台(1739m)
【山 域】中ア(岐阜)
【ルート】 (6:25)神坂峠--(7:20)鳥越峠--(8:15)大判山--(9:35)天狗ナギ--
(10:35)前宮道分岐--(11:10)恵那山--(13:20)大判山--(14:45)神坂峠(14:55)--
(15:30)富士見台--(16:05)神坂峠
【所要時間】8時間20分・1時間10分
【メンバー 】単独


恵那山にはルートが幾つかあるが黒井沢から登っただけだった。高速道路から眺める神坂峠からのルートは何時か登ろうと考えていた。

先々週と同様、午後から出発。R23から堤防道を使ってR21に入る。各務原付近で雷雨に遭う。中仙道沿いの県道で若干迷うが、何とかR19に乗る。中津川で食料を調達し、神坂峠に向かう。川並で標識を見落し、未舗装道になったので引き返す。登山口の駐車場には車が一台停まっていた。万岳荘まで行くと無人の様子でここで車中泊とする。

一面の星空となったが、夜間、冷え込み下界との違いを認識する。6時前に起床して朝食を摂る。駐車場まで移動。車が二台あった。一台は黒い車で前夜は見落としたようだ。身支度を整え出発する。

登山口前の道路の中央でフラフラしている車があった。笹狩りを終えたばかりの道だが、葉に着いた朝露が容赦なく掛かる。道は緩やかに登って行く。晴れているが遠望は利かない。振り返れば富士見台から神坂山のユッタリした笹原が望まれる。P1700まで登ると笹原が広がる。恵那山が望まれるが山頂にはガスが掛かっていた。ここからはヘブンスそのはらスキー場への狩跡も延びていた。
標識 大判山
標識
大判山
一気の下降となり、前方に延びる起伏のある縦走路を見るとこの先が心配になる。また、帰路、この登り返しを考えると気が重くなる。下り切ったところが鳥越峠だった。強清水林道まで20分の標識があった。ここからは水平道となりホッする。赤くガレたウバナギに出て、大判山に取り付き緩やかに登って行く。大判山には三等三角点があった。恵那山のガスはさらに下降していた。ここで休憩を考えていたが、日差しが強くアブが纏わりつき、早々に退散する。

下り切って、登り返す辺りに山頂まで3、5Kの標識があった。コケモモのような丸い白い花を見掛ける。二人の単独行と行き交う。ここまで蛇を5匹ほど見る。最初の薄暗いピークには古木が横たわっていた。ここからは天狗ナギのガレを避けるように東側に捲道があった。岩の混じる急坂となり、足元から茶褐色の岩層が一気に落ち込んでいた。ガレの起点にはウメバチソウが咲いていた。暫く登ると鬱蒼とした原生林の様相を呈する。大きな石屑や岩の混じる急坂となり喘登となる。一本入れていると、ピッケルを持った単独行が追い越しいった。
コケモモ? 原生林
コケモモ?
原生林
まだ先があると考えていたが、呆気なく前宮道分岐に達した。立枯木の混じる緩い稜線道となる。二ノ宮・三ノ宮・四ノ宮と祠が続く。黒井沢・前宮ルートからの登山者も交じり人が増える。山頂小屋には別棟にトイレが設置されていた。更に南西に進み幾つか木道を歩む。

山頂には広河原からのルートが揚っていた。一等三角点の横には展望櫓が組まれていた。生憎、ガス掛かり櫓上から遠望は利かなかった。三角点横で昼食タイムとなる。
山頂小屋 山頂
山頂小屋
山頂
来た道を辿り帰途に着く。前宮分岐では若いグループが大きな声で話していた。午後になってもまだ登ってくる人が居た。天狗ナギから笹原に出ると、日差しが強くなる。大判山で食料を補給する。

笹原から林に入るとホッとする。鳥越峠からの登り返しは覚悟していたが、意外に日陰が多かった。P1700手前で一本入れる。恵那山は相変わらず雲の中だった。笹原の中を下り車のところに戻る。

疲れていたが、富士見台も登ることにする。万岳荘まで移動する。山荘にはバスが停まり観光客が居た。山荘の横から舗装された石段や木の階段道が続く。コルまで登ると砂利になる。ヒールのある靴に黒のワンピース姿の女性が下山して来て驚く。神坂小屋を左に見ると笹原の向こうに富士見台が現れる。ひと登りで広い稜線道になる。黒のスーツ・スカートの添乗員の様な服装の女性と行き交う。

山頂はケルンと杭状の標識があるだけだった。子供連れは立ち去り独りだけの山頂になった。笹原の中に横川山へのルートが延びていた。ガスが流れ始め眺望は閉ざされた。ユックリしているとポツリと雨が当たり、急いで下山にかかる。神坂小屋からアベックが登っていた。山荘手前から本降りになり、車に飛び込み、着替える。
万岳荘 富士見台
万岳荘
富士見台
帰路に就く。中津川に降りると路面は乾いていた。岐阜羽島付近の堤防道で猛烈な驟雨にあった。ワイパーをフルに作動しても水膜が貼った状態が続き、堤防の低い部分は水が溜まっていた。幸い、桑名に近づくとカラリと晴れ、長島の遊園地から花火が揚がっていた。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにどる