堀坂山・観音岳は松阪市街の西にある連嶺である。県道を道なりに南下して松阪ICを右に見る。横溝のコンビニで食料を調達して堀坂山登山口の標識に従う。森林公園を右に見て、高度を上げる。峠の駐車場は拡幅され、10台程の車が停まっていた。風が吹き抜け寒さを感じる。
身支度を整え出発する。石の鳥居や石標は以前と変わらないが、ベンチや登山届のボックスがあり可也整備された感がある。山頂へ約1、13Kの標識があり二百メートル毎に同じ標識が続く。植林帯の中を登ると植林帯と自然林の境のルートになる。踏み固められた道で歩き易い。600Mの標識を見ると傾斜が緩む。大岩の間に大如来像が設置されている。少し登るとルートが二手に分かれるが、女権現坂の急坂を進む。登り切ったところで石像を、一般道への降口で銅像を見る。ここから頂までは一投足。
広い山頂の真中には城砦のように石が積まれ、矢頭・伊賀富士・大洞・学能堂・黒石・三峰・高見・修験業・栗ノ木・局・白猪・国束・朝熊などの山々が、東には松阪・津の市街地・田園、伊勢湾が一望となる。風もなく日溜りでストーブを焚き、紅葉した観音岳をカメラに収めながら、ユックリ昼食タイムとなる。
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女権現坂の銅像 | 堀坂山山頂の石積 |
峠まで戻る途中20名近い団体と行き交う。峠にはバスが停まっていた。観音岳に向かう。急坂を登り、平坦な植林帯を通る。陽光の射す笹原に出て、北側は植林帯、南斜面は自然林のアップダウンの道になる。落葉樹は紅葉の盛期で赤・黄・橙を鮮やかな色彩を呈する。創造の森からのルートと出会う。
観音岳からは松阪・伊勢方面の眺望が良い。掘坂山の全容が見られるが、生憎、逆光となる。丸太の椅子に腰を下ろして小憩する。帰路、堀坂山の団体さんと行き交う。観音岳で出会ったのは彼らだけ。車のところに戻る。
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落葉樹の紅葉 | 観音岳から堀坂山 |
堀坂山は登山者も多く松阪市の山としてルートなど可也整備された感を持った。
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