![]() |
【日 時】 | 2007年12月 9日(日) |
【天 候】 | 晴れ |
【山 名】 | 八鉱嶺(1918m)・バラの段(1648m) |
【山 域】 | 安部奥(静岡) |
【ルート】 |
(6:55)梅ヶ島温泉--(8:15)林道合流点--(8:50)富士見台--(10:05)八鉱嶺-- (12:05)安部峠--(12:40)バラの段--(14:20)林道合流点--(15:05)梅ヶ島温泉 |
【所要時間】 | 8時間10分 |
【メンバー 】 | 単独 |
八鉱嶺は安部奥の山で安部東山稜の北端に位置する。ここから西に大谷崩〜山伏、北東に七面山と稜線が延びている。 土曜の昼、家を出て蒲郡の知人宅に寄るが留守だった。R1に出てR362の天竜から県40でまたR1に乗る。土曜の夕方のバイパスは混雑していた。静岡市街に入り、食料を調達して、県27を北上する。梅ヶ島温泉には20時頃着いた。安部峠通行可の案内はあったがゲートは閉まっていた。土産物店の上の駐車場に車を停め車中泊。川の対面の滝は夜間ライトアップされていた。満天の星空で可也冷え込んだ。 山稜に僥倖が当り起床して身支度を整える。冬用下着を着込むが山腹に雪は無くアイゼンは携行せず。集落から階段を揚がり、アンテナ塔の山側から取り付く。日の当らない植林帯の急坂で霜柱も立っている。時々、谷側に自然林が現れ、対岸の山腹に徐々に日が当る。溝状になった急な暗い植林帯を抜けると明るい陽射しの舗装された林道の駐車場に飛び出る。林道の先に八鉱嶺登山道入口の標識とハイキングコース案内板がある。 ここからは明るい冬枯れの自然林になる。安部峠への分岐を右に見て急坂を登る。平坦な道になり右手に富士山が現れる。ガレ場の所が富士見台で毛無山・富士山やR52沿いの集落がスッキリ望まれる。石の混じる急なガレにはロープが張られている。ピークに達し小憩する。 吐く息も白く路面には雪も混じる。樹間から大谷崩や真白に冠雪した南アの山が垣間見られる。一旦大きく下り、笹の混じる斜面を登り返す。振り返れば山間を安部川が蛇行しながら南に延びていた。平坦な道になり暫く進むと山頂に達する。
ここからは一気の急坂になる。上方から二人が下山してきて、「これからどこまで」と聞かれる。続いて犬が後を追うように私の脇を下っていった。喘登を続けていると犬が私を追い越して先を歩き出した。可也山馴れした犬で軽快そのもので、絶えず木に小水を掛けてマーキングしていた。途中、八紘嶺の稜線をカメラに収めていると近くまできて待っていた。ピークを越え急坂を下り、ロープの混じる岩場を登り返したところがバラの段だった。 ここにも三角点がある。生憎、富士山に雲が掛かり出したので本日はここまでとする。ストーブを点け食事を始める。犬は腹を空かした様子だったが私が食べるのを見ないようにしていた。ウエストポーチの静岡の単独行が到着する。彼は犬を飼っており扱いは手馴れた様子で、犬の食事は人とは異なることを説明していた。 奥大光方面から3人組が到着したところで帰途に就く。バラの段の下りから八紘嶺〜七面山の稜線が展ける。峠への下りで八紘嶺の4人グループと行き交う。安部峠は良い雰囲気の残された峠だった。単独行の説明によると当初の案では安部峠に林道が設置される予定だったが、地元の人の反対により林道は少し上を通ることになったとのこと。小川沿いの道になり、犬はガブガブ水を飲む。川沿いに下り旧歩道の標識のある林道に出る。林道を下って行くと単独行と行き交い、往路で見た林道合流点に達する。 植林帯をユックリ下る。アンテナ塔から民家に降りたところで犬と別れ、車のところに戻る。 三段の滝を見て、黄金の湯に浸る。湯の森で二王子の取り付きが判らず。妻坂下のコンビニで食料を調達して曙橋から林道に入り終点の車止めで車中泊となる。
|
![]() |