竜爪山


文殊岳から静岡市街方面
文殊岳から静岡市街方面

【日 時】2007年12月10日(月)
【天 候】晴れ
【山 名】文殊岳(1041m)・薬師岳(1051m)・若山(844m)
【山 域】安部(静岡)
【ルート】 (7:35)林道終点--(9:00)若山--(10:20)文殊岳--(11:05)薬師岳--
(11:30)文殊岳--(12:30)鉄塔下--(13:10)林道終点
【所要時間】5時間35分
【メンバー 】単独


竜爪山は静岡市の北に位置し文殊岳・薬師岳を双称した呼名である。近年の案内書は穂積神社など東側からの紹介が多いが、私の所持している1990年の本の牛妻からのルートを辿ってみる。

前夜、曙橋から茶畑の林道を上がり、終点の転回場で車中泊した。夜間冷え込みはなかった。路脇に車を停め、身支度を整え出発する。林道終点から茶畑の中の作業道を辿るが登山道らしきものはない。車まで戻り、下のログハウスの人に道を尋ねる。

黄色い送電維持路を示すプレートから植林帯に入ると溝状のルートが走っていた。暗い植林帯をひと登りすると枝尾根に出る。「曙橋2.2k 文殊岳3.1k」の赤い標識、木のテーブル、コンクリの吸殻入がある。木の階段の急坂となり、ピンと張られたロープもある。30分程登ると明るい送電塔の下に出る。指呼の間に植林で覆われた若山が、北には山頂付近に反射板のある文殊岳が、南に遠州灘が望まれる。送電路下は背の低い幼木になっている。少し下って若山への取付きとなる。植林帯に入り視界は閉ざされる。黙々と急坂をこなし若山へ。山頂は伐木が施され木洩れ日の射す植林帯で東海自然道の標識があった。
茶畑 鉄塔
茶畑
鉄塔
二次林と植林帯の境の急坂を下る。桜峠の分岐、ショートカットルートのところに標識がある。右手に富士山が見えるはずだが、見つけられず。最低鞍部には木のベンチや黄色プレートがある。登り返しとなるが意外に緩急があり息を整えながら進む。則沢からの出会には案内図・標識がある。整備された道になり右に回りこむ様に木の階段が延びていた。

植林帯を抜けると明るい山頂が待っていた。広く切り払われベンチが彼方此方に設置され、静岡市と港湾が望まれ遠州灘に太陽が映えていた。ふと東に眼を遣ると海に浮かぶように富士山が顔を出していた。三角点附近には山頂標識、地形説明板、石祠など、西には反射板がある。北側からは南ア・深南・安部奥の山々が望まれたが同定はできなかった。テーブルでスートブを焚き富士を見ながら食事タイムとする。

山頂奥から下る。鞍部辺りは自然林だが、登り返すところから植林帯になる。薬師岳山頂は植林帯の中で視界はない。テーブル・串刺しの山頂標識・地形説明板などなある。小憩していると穂積神社側から二人が登ってきた。

文殊岳山頂 薬師岳山頂
文殊岳山頂
薬師岳山頂
来た道を辿る。二人は文殊岳で食事を摂っていた。帰路、若山は捲き道を採る。踏み跡はハッキリして要所にはロープが張られていた。鉄塔下で小憩して車のところに戻る。

帰路はR1を辿り、豊橋からR23に入り蒲郡に立寄る。往路不在だった知人は在宅でホッとする。R23で帰宅となる。


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