八木〜当麻(初瀬街道)・二上山


二上山から奈良盆地を望む
二上山から奈良盆地を望む

【日 時】2008年 1月 4日(金)
【天 候】曇り時々晴れ
【山 名】二上山(517m)
【山 域】金剛(奈良)
【ルート】 (9:55)八木駅--(11:15)長谷本寺--(12:30)当麻寺--(13:55)雌岳--
(14:35)雄岳--(15:55)二上山駅
【所要時間】6時間00分
【メンバー 】二人


本日は年末に残した初瀬街道の八木〜当麻を歩くが、距離が短いので二上山も登るというプランである。Eさんと八木駅で待ち合わせコースを確認する。

八木駅東南口から南下。八木西口駅手前で右折して街道に入る。小網町の「聖徳太子御自作大日如来、蘇我入鹿公御旧跡」の石柱は1806年の道しるべ。曇天で雨が落ち始め、Eさん雨具装着。まだ正月過ぎで、意外に車が多い。大神宮常夜灯を右に見て曽我川を渡る。豊津橋東詰に「右たつた・法隆寺」の1848年の石柱が、西詰めには石地蔵がある。R24の下を潜り金橋に着く。葛城川を渡り大和高田に入る。高田大劇と書かれた古い映画館があり昭和時代のポスターが掛かっている。JR桜井線下を通り、大神宮常夜灯を右に見て、JR和歌山線を渡る。長谷本寺前の道しるべ「すぐ大阪さかい道」「すぐはせいせ道」は竹内街道、初瀬街道を示す。この辺りは道が細く車も少なく格子戸の中に常夜灯があったりで街道らしい雰囲気を漂わせる。高田川を渡ると左に病院、右に公園があり、公園で小憩する。晴れてきたので雨具を脱ぐ。
「右たつた・法隆寺」の1848年の石柱 映画館
「右たつた・法隆寺」の1848年の石柱
映画館
国道沿いの道となるが、車の量は少ない。真直ぐ西に進み、左に池のある公園を見る。近鉄南大阪線いわき駅を右に見て鉄道を渡り横大路に入る。これで初瀬街道は完踏となった。

信号を適当に右折して真直ぐ進む。当麻駅前から左折して参宮道になる。正月で人通りが多いが、案内標識も有りひと安心する。道なりに進み当麻寺に到着。ここまで2時間半を要し、予定の1時間弱と大きくかけ離れ見積もりのいい加減さを痛感する。昼食タイムとする。
初瀬街道 当麻寺
初瀬街道
当麻寺
寺の北門から北に向かう。ニ上山登山口の標識を拾いながらたいま温泉を左に武道館風の当麻病院を右に見る。突き当たった山口神社を右に進み、大池を右に見る。公園風の敷地の中の川を横切り大竜寺を右に見る。谷沿いの緩い坂道が伸びる。運動靴の人が多い。岩屋峠との分岐となるが、そのまま真直ぐ佑泉寺の山門を潜り鞍部を目指す。一気の急な階段道となる。水場を左に見て落ち葉の坂を進む。3〜4回急坂のカーブを曲がり出店やトイレのある鞍部に到着。軽トラがありここまで車で揚がれるようだった。ザックを降ろして雌岳に向かう。

山頂には三角点や日時計があり14時辺りを指していた。西側はPLタワーや大阪南部の市街地が展がる。東には奈良盆地が展がり大和三山・音羽三山・三輪山や市街が望まれる。南は岩橋・葛城・金剛が縦列に伸びている。

鞍部まで戻り、雄岳に向かう。地道の階段をジグザグに登って行く。雄岳の頂点はハッキリしないが葛城二上神社があり、東下に大津皇子の墓所がある。木立で眺望はない。
雌岳 葛城二上神社
雌岳
葛城二上神社
下って直ぐの分岐は地図上にブッシュとある。道なりに下って行くと大和高田周辺に多くのため池が見られる。二上神社駅分岐には木のベンチがある。ルート傍の二次林に冬鳥が群れている。近鉄無線反射板付近から北東の展望が開け、矢田丘陵、生駒山、信貴山、奈良市街、若草山などが見える。うす暗い植林帯に入って右に池を二つ見て、大和高田バイパスに出る。ここが二上山駅登山口で、屯鶴山などの案内もある。コの字状に曲がって春日神社脇を通って道なりに進むと鉄道に出てしまった。地図を確かめ戻ると、路面に道案内が書かれていた。

二上山駅でEさんと別れ、二上駅から普通電車に乗って帰路に就く。


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