三峰山・平倉峰


三峰山・平倉峰
三峰山・平倉峰

【日 時】2008年 2月17日(日)
【天 候】
【山 名】三峰山(1235m)・平倉峰(1222m)
【山 域】御杖(三重・奈良)
【ルート】 (10:45)登尾小屋--(11:40)避難小屋--(12:05)三峰山--(12:40)平倉峰--
(13:40)三峰山--(14:20)登尾小屋
【所要時間】3時間35分
【メンバー 】単独


一ヶ月以上山行が滞っていた。この時期樹氷で著名な三峰山に出掛ける。快晴の朝だったがR369に入ると雪がちらほら舞い始めた。気温はマイナス一度だが路面は凍ってはいない。駐車場は満車状態で登山口前では何やら受付のような台があり人が立っている。青少年旅行村も車が多く、観光バスから沢山の人が下車していた。ここから雪道に変わる。軟らかい雪で先行車の轍があるのでスムーズに登っていく。橋を左折して緩やかに登っていく。小屋手前のカーブでスタック気味になる。2台の車が停まって居り、小屋の前に車を停め、小屋の中でスパッツ・アイゼンを装着。登山者が入れ替わり入ってくる。

身支度を整え出発する。雪で詰まった階段を登り、植林帯の中に入る。圧雪された道でかなりの入山者が居る様子だ。アイゼンを効かしながら快適に進む。ベンチからは雪で視界は利かない。単独の下山者と行き交う。ホッカムリした石地蔵の賽銭受も雪に埋れている。急坂では、先行者で渋滞となる。避難小屋に入るが人が一杯でスペースがない。雪の混じった風が吹き抜け、外で上着を着込む。
石地蔵 避難小屋
石地蔵
避難小屋
緩やかに登っていくと縦走路と出会い三峰峠に着く。この辺りから矮小木が多く樹氷が顕著になる。八丁平分岐を右に見送る。御岳展望台からは雪で全く展望が利かない。樹氷のトンネルの中を平坦な道が延びる。

三峰山山頂は人で溢れ、樹氷の林の中で寛いでいるグループが其処彼処に見掛ける。雪で遠望は利かない。山頂標識などカメラに収め、平倉峰に向かう。
三峰山 三峰山山頂
三峰山
三峰山山頂
スノーシューのトレースを追うが、ツボ足では時々膝まで潜る。ワカンを持って来なかったことを悔やむ。平坦なところほど潜りやすい。ひとピーク越え下った辺りで3人のスノーシュー、2人のワカンのグループと行き交い、「ツボですか?」と声を掛けられる。風が通る稜線になると、やや圧雪状態になり助かる。植林帯が揚がる南斜面が見えると明るい大きな疎林帯になる。

平倉峰に出ると北斜面が開け下から風が吹き上がる。少し晴れ間が覗き、学能道山・大洞・古光山が垣間見られた。植林木がモンスター紛いに雪を付けている。先客の滋賀から来たスノーシューの夫婦連れと暫し談笑する。風下の稜線で食事タイムとなる。寒さのせいかストーブの勢いが弱い。
平倉峰から 平倉峰山頂
平倉峰から
平倉峰山頂
来た道を戻る。寒さが加わったのか、やや絞まった感じになり、歩き易くなった。三峰山山頂は相変わらず人で一杯だった。雪が舞い始め八丁平に降りた時は西風が強く、下から雪が吹き上げる状態になった。林に入りホッとする。高年の夫婦と行き交い「直ぐ先に高見山の標識があったが、此方に行くと何処へ行きますか?」と聞かれる。標識はその方向に高見山が見えることを示していたのだが・・。
稜線雪景色 八丁平
稜線雪景色
八丁平
圧雪でアイゼンがよく効き快適に下る。古い避難小屋は人で一杯だった。この時間でもまだ登ってくる人がいた。フワフワの雪で何度もショートカットしながら下る。雪が降り続き車での帰りが心配になる。登尾小屋では薪を燃やし暖を取っていた。中でアイゼン・スパッツ・上着を脱ぐ。

車は私の車のみになっており、道路の轍の上に10CM程度雪が積もっていた。カーブでスピードを殺しながら慎重に下って行く。道路を歩いて下る登山者が多く、クラックションに驚いて避ける人もいた。青少年旅行村ではバスに乗込む人が列を成していた。

下に降りても雪は降り続いたが、濡れた路面になりスリップの心配は消えた。この日は雪と晴間が繰り返し続いた。

三峰山〜平倉峰はスノーシュー・ワカンの恰好のトラウヤルデーだった。この日の入山者は200人は越えたと思われる。この記録の当初樹氷を霧氷と記していたが、木から散乱する氷も多かった。


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