観音岳・鉢ヶ峰


観音岳から
観音岳から

【日 時】2008年 3月16日(日)
【天 候】
【山 名】観音岳(606m)・鉢ヶ峰(420m)
【山 域】松阪(三重)
【ルート】 (10:15)瑞巌寺--(11:40)日川峠--(12:20)観音岳--(13:00)日川富士--
(13:40)鉢ヶ峰--(15:15)瑞巌寺
【所要時間】5時間00分
【メンバー 】単独


本に読み切って遠征のつもりであったが、時間のみが過ぎてしまった。近場の観音岳〜鉢ヶ岳の稜線を歩いてみることにする。松阪IC前の交差点を過ぎて直ぐ山側に向かう。伊勢自動車道の高架を過ぎ岩内(ようち)集落奥の溜池の南側の瑞巌寺を確認して、奥の三重の塔の林道から横滝寺まで行ってみる。瑞巌寺まで戻り、溜池の南下に車を停める。

身支度を整え出発する。瑞巌寺家屋の上を通り舗装された道が岩内川沿いに延びる。岩っぽい河床で所々に小滝がある。意外に広い林道で退避の幅員もある舗装が途切れると、石が現れ荒れ気味の山道になる。余り歩かれてなく、メインテナンスもされていない様子で渡渉を繰り返しながら赤布を追う。気温が上がり植林帯だが汗が吹き出る。注意深く赤布を確認しながら薄い踏み跡を辿る。植林から潅木帯に変わり陽射しが当たる。汗だくになり急坂を乗越し稜線に出たところが日川峠で明瞭なルートが横切っていた。「観音岳800M 鉢ヶ峰2000M」の標識がある。休憩するつもりでいたが、傍で老人の登山者が寛いでいた。そのまま観音岳に向かい、ひと登りしたところに木のベンチで小憩とする。

急坂だがハッキリした一般道で安心して登って行く。前方を小さな者が動き、注意して見るとリスだった。ピークに達し、再度登り返したピークが創造の森公園の分岐点だった。もう一度アップダウンを繰り返し観音岳山頂に出る。山頂は十数人の団体が食事をして寛いでいた。霞が掛かり遠望は利かないが堀坂山・松阪市街地をカメラに収め、小憩する。愛知からきた団体で堀坂山・観音岳を登って創造の森公園に降りるとのこと。

分岐で団体と別れ、日川峠まで戻る。P508は東に巻いていたが、ザックを置いて日川富士に向かう。笹が現れひと登りすると山頂に達する。植林の中で視界は良くない。稜線ルートは全体的に楽に下っており、アップダウンの少ない道でピークも捲道になっている。新しい伐木が現れ、下のほうからチェンソーの音が聞こえてきた。気のせいか木漏れ日が多く感じられる。鉢ヶ峰の登りに掛かると前方に先ほどの老人を見る。「今日はええ天気やね」などと世間話をしながら鉢ヶ峰に達する。老人は80歳でこのあたりのことは詳しい。山頂は木立で視界は良くないが、西にゴルフ場が見える。ストーブを点け昼食タイムとする。
日川峠 鉢ヶ峰山頂
日川峠
鉢ヶ峰山頂
枳峠まで500Mで老人から峠に降りることを勧められたが、山頂の東に赤テープに捲かれた紙テープがあり、ここから切り開きがあったのでこのルートを辿る。稜線沿いに薄い踏み跡が走り、所々に現れるテープを追う。北側に見える白米城の高度と比較しながら慎重に下って行く。時々左右に触れるが幸いにも登り返しや急な斜面も無い。高速道の車爆音が聞こえる辺りから少し急坂になる。左に触れ植林帯を降りると貯池の周りの舗装道に出る。高速道沿いに南下して岩内集落に入る。ウメ、ホトケノザ、オオイヌノフブリやミカンなどを見ながら瑞巌寺の車のところに戻る。

地元の人の話では瑞巌寺の所有者はおらず、有志が林道や山道のメンテを行っているとのことだった。

ベルファームは車で一杯で北側は菜の花の黄色が鮮やかだった。


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