芦倉山


芦倉山
芦倉山

【日 時】2008年 4月 4日(金)
【天 候】
【山 名】芦倉山(1716m)
【山 域】白山(岐阜)
【ルート】 (6:20)朝日添橋--(7:05)尾根取付--(7:55)P1221--(10:20)P1484--
(11:00)芦倉山--(11:50)P1484--(13:35)尾根取付--(14:20)朝日添橋
【所要時間】8時間00分
【メンバー 】単独


石徹白の山で長年温めてきた山がある。野伏・小白・薙刀に登った時、いつも東に聳える芦倉山を眺めていた。前日、白山中居神社で車中泊。朝日添橋(朝日添林道は「わさびそりんどう」と呼ぶ)まで移動して、路脇に駐車する。身支度を整え出発する。

保川左岸に沿った平坦な林道を進む。疎らにある雪上には最近の足跡やピッケルの穴がある。早朝の冷え込みで雪は絞まりツボ足がよい。牧川との出会で橋を渡り、保川に沿った林道をタンタンと進むと雪も多くなる。尾根に突き当ったところからトレースが消える。水源かん養保安林の略図がここが芦倉山の尾根の末端であることを示している。植林帯に入るとトレースが現れ、ひと登りで林道に出る。また植林帯に入る。笹で藪っぽい所もあるが刈り払われた株もある。再度林道に出て取り付きを探す。左に回り植林帯に入る。藪を避け雪を拾いながら急坂を登る。この辺りは藪も立ち、雪も腐り始めている。植林帯を抜けピークに出ると傾斜が緩み雪稜となる。振り返ると野伏・小白が大きく迫り、和田山牧場も見える。緩やかに登って行くと植林帯の向こうに目指す芦倉山が姿を現す。平坦な道となり東の展望が開け西から揚がる植林帯のピークで小憩する。
野伏・小白 赤布
野伏・小白
赤布
北に向きを変える辺りから芦倉山の南壁の全貌が望まれようになる。植林帯が消え潅木帯となり赤布も現れる。気温が上がり斜度が増し足も潜り始めたのでワカンを装着する。顕著な尾根道となり風でトレースも消えている。急坂の笹の間に赤布があり乗越したところがP1484。南側が岩壁になっている。ここからは山頂までの雪屁の連なる稜線が見通せる。木の生えている西の稜線を選びながら慎重に進む。下笹の急坂を乗越すと山頂の雪原に飛び出る。

白山・別山・三の峰・銚子ヶ峰・丸山・常願寺山・野伏・小白・薙刀・大日など360度の大展望となる。低温でデジカメのシャッターが切れない。広い雪原で巨大な雪屁が発達し末端には行けず。山頂はよく判らない。時間もあるので丸山も考えたが風が強いので諦める。潅木を楯に小休するが、落ち着かず少し下り、P1484手前の鞍部で昼食タイムとする。
大日方面 初河山
大日方面
初河山
ストーブを点けユックリ寛いでいると、半袖・ピッケル・10Lザック姿の小柄の単独行が現れ驚く。「今日は5〜6時間は掛かると思っていたが、トレースがあったのでビックリした」「丸山まで行ってみる」と言っていた。

谷を挟んで北に厳つい初河山(はっこやま)を見てP1484を乗越し、芦倉山の南壁の眺望を堪能する。植林帯に入り藪が現れたところでワカンを外す。尾根の取り付きで小憩。フキノトウもちらほら目を出している。車のところに戻る。
ブナ ザセンソウ
ブナ
ザセンソウ
白山中居神社のミズバショウ・ザセンソウはまだだった。初河谷を確認しようと思ったが石徹白川沿いの林道は入口で通行止め。桧峠のスキー場はまだ営業していた。大和温泉に浸り食料を調達し、大洞峠近くで車中泊。


丸山方面
丸山方面

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