夜叉ヶ池【敗退】・多度山


夜叉ヶ池方面
夜叉ヶ池方面

【日 時】2008年 4月20日(日)
【天 候】
【山 名】夜叉ヶ池(1100m)・多度山(403m)
【山 域】西美濃(岐阜)・養老(三重)
【ルート】 (6:10)神又谷出会--(8:00)夜叉ヶ池登山口--(9:30)夜叉壁下--(10:20)夜叉ヶ池登山口--
(13:25)神又谷出会==(16:25)愛宕神社--(17:20)多度山--(17:50)愛宕神社
【所要時間】7時間15分・1時間25分
【メンバー 】単独



西美濃の高丸〜烏帽子山を目指し、前日午後、家を出る。休日の夕方の時間帯で、長良川の堤防の道は交通量が多い。揖斐川町のコンビニで食料を調達。夜叉ヶ池への道に入り、舗装の切れる砂防ダムの施設のところで車中泊。朝起きて移動。イビデンダム周辺に雪はなく烏帽子山は諦める。神又谷出会のゲート前には4台の車が停まっていた。路脇に車を停め、身支度を整え出発する。

砂防ダムから雪解けの水が勢いよく音を発てている。雪が現れ、中ツ又谷との出会いには自転車が二台案内表示支柱に括られていた。とっ突然、自転車に乗った人が降りてきた。登山口まで行って来たとのこと。雪で道路が塞がれた個所にも自転車が二台停まっていた。二人の釣り人が移動しながら釣り糸を下げていた。道路は2〜3箇所雪で覆われているところもあるが、概ね出ており歩行には問題ない。夜叉龍神社の鳥居やトイレが現れると舗装道になる。登山口の屋根のない東屋で小憩する。

高丸に行くか迷ったが雪が少ないので、夏道で夜叉が池に向かう。雪道を下りゴルジュ状の池又谷に降りると壊れた木橋があった。落ちた橋に乗ると捲れ出した。流れは早いが水深は膝程度故入水して渡渉する。二つ目の橋は完全に流失していた。谷沿いの夏道は崖状の所に中途半端に雪が残っている。夜叉ヶ池まで1/2の標識を越える。夜叉壁直下は雪斜面になって底が抉られていた。雪の状態が悪いので早々に退散することにする。池又谷コースの登山開きは6月なのも頷ける。東屋まで戻り、靴・靴下を乾かし、昼食を摂りながら一服する。時間も遅くなってしまったので高丸は諦める。
落ちた橋 夜叉壁
落ちた橋
夜叉壁
土筆・フキノトウ等を摘みながら帰路に就く。曲がり角のカーブに高丸へと思われる尾根への取り付きテープがあったが、東屋からのほうが距離は短そうに見えた。ズックを履いた二人の若者から登山口まで行けるか尋ねられる。釣り人があまごのような魚を雪と一緒に籠に詰めていた。道路脇のタムシバ・ギボウシ・サンショウ・バッコウヤナギ・イワウチワ・ショウジョウバカマ・ヤマザクラ・カタクリ・オオネコノメソウ・ケマン・ザゼンソウ等をカメラに収める。芽を出し始めたクサソテツを摘む。川原の陽射しが強く暑く感じられた。神又谷出会は十数台の車が停まっていた。
多度山山頂より濃尾平野を望む
多度山山頂より濃尾平野を望む
三河公園は渋滞のアナウンスがありR248に回る。多度山に登って行くことにする。愛宕神社の駐車場に車を停め、身支度を整え出発する。森に入り急坂になると子供連れの老人が降りてきた。五合目の標識と小さな赤い鳥居がある稜線に乗る。右に曲がる。ツツジ、アセビが咲き西美濃との植生の差を感じる。アンテナ塔で囲まれた山上公園を抜け多度山山頂に出る。木曾・長良・揖斐と三川が集中し、周辺の田園に水が打たれ、水の季節が到来したことを実感する。愛宕神社に戻ると「君が代」の笛の練習をしている人がいた。多度大社からR248に出て帰途に就く。
五合目 小白山
五合目
山上公園
帰宅して摘んできた山菜を食する。クサソテツは美味だった。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにどる