御在所


ゴンドラ・鎌ヶ岳・大黒岩・恵比寿岩を望む
ゴンドラ・鎌ヶ岳・大黒岩・恵比寿岩を望む

【日 時】2008年 6月 1日(日)
【天 候】
【山 名】御在所(1212m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (9:50)旧料金所--(10:25)負ばれ石--(10:55)キレット--(11:50)立岩--
(12:30)山頂公園--(13:30)三角点--(16:00)旧料金所
【所要時間】6時間10分
【メンバー 】二人


家内も私も久しぶりの登山で鈴鹿の御在所に出掛ける。8時過ぎに家を出る。広域農道、亀山を通りR306に乗る。道路沿いのガソリンの価格は160円台になっていた。菰野からスカイラインに入る。山は緑に覆われ暑そうに見えた。熊牧場上数百メートルから道路の両脇はビッシリ車が停まっていた。旧料金所周辺も同様だったが、山の家の先の段差の大きい路脇に車を停めることができた。身支度を整え出発する。

外気は意外に冷やりと爽やかだ。中道の登山口にはタニウツギが咲き、団体が休んでいた。ザレ目の坂道を登り開けたところに出ると、ロープウェーが見える。裏道分岐には白い三合目の標識があった。ケーブルの往来するロープウェイ下を通過する。急坂になると先行する団体で渋滞気味になる。負ばれ石の上の岩場の木影で小憩。ここには五合目ゴンドラ展望台の標識がある。
負ばれ石 御在所を望む
負ばれ石
御在所を望む
団体が次々に登って行く。岩の広場は数人の団体が休んでいる。レンゲツツジが咲き梅雨の季節に入ったことを感じさせる。岩場から振り返るとテラスの背後に鎌が岳が望まれる。地蔵岩の浮石は直下からは見難い。人が少なくなったと感じたがキレットでは渋滞していた。鎌が岳・ゴンドラを眺めながら、人が掃けるのを待つ。
地蔵岩 キレット
地蔵岩
キレット
元気な若い人に先に行ってもらうが、多人数の団体で急坂になると渋滞になる。毎年アカヤシオが咲く岩のところで私が転倒してしまう。頭が下になり庇った左手首が出血した。路脇でティッシュとテープで血止めする。人が少なくなって落着いて再出発する。立岩周辺も沢山の人が休んでいた。鎖場下にはイワカガミ・タテヤマリンドウが咲いている。私達もいつもの岩のテラスで昼食タイムとする。対面に国見岳からの国見尾根、遥か下方に藤内小屋を見る。

中道下山口まではイワカガミ・タテヤマリンドウが多い。展望台からはゴンドラ・鎌ヶ岳・湯ノ山温泉・大黒岩・恵比寿岩などの高度感ある眺望が展がる。山道脇にはシロヤシオが辛うじて残っていた。山頂公園では催しがあり沢山の人が集まっていた。勤労者など山の会のバンダナの前でマイクを持った人が「今日は清掃登山」と語っていた。
立岩 山頂公園の催し
立岩
山頂公園の催し
カモシカ園下の池には鯉が泳ぎ、ミズバショウは大きく葉だけになって、池の端にはクリンソウが咲いていた。一等三角点に向かうがゴンドラで来た一般客も多くなる。サラサドウダン・ベニドウダンが満開だった。三角点をカメラに収め、西の岩場で寛ぐ。雨乞・七人山・イブネ・クラシ・銚子ヶ口・愛知川・国見・釈迦等鈴鹿の北西が一望となる。
一等三角点 雨乞・七人山・イブネ・クラシ方面
一等三角点
雨乞・七人山・イブネ・クラシ方面
カモシカセンターの蛙展を覗いて一ノ谷新道を下る。こちら側にもイワカガミ・タテヤマリンドウが多くこの種の花の盛期が長いことを知る。残念ながらデジカメが電池切れとなる。恵比寿岩に取り付くが左手首が擦れるので諦める。左に見える中道のキレットなどと比較しながら現地点を確認しながら下る。スカイラインが見えてから意外に時間が掛かる。山の家の上の開けたところで一服する。

車のところに戻る。家内は久々の登山で可也草臥れた様子だった。

シロヤシオは既に落ち、ドウダン・レンゲツツジが咲き季節の移ろいの速さを実感した。鈴鹿は既に夏の装いで、そろそろアルプスに向かう季節になったのかもしれない。



囲炉裏村トップページへ      ホームページにどる