仙ヶ岳・野登山


仙ノ石から南尾根・御所平を望む
仙ノ石から南尾根・御所平を望む

【日 時】2008年 6月 7日(土)
【天 候】
【山 名】仙ヶ岳(961m)・野登山(851m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (11:15)仙鶏尾根取付--(11:55)仙鶏乗越--(12:35)仙ノ石--(13:05)仙ヶ岳--
(14:45)野登山--(15:30)三角点
【所要時間】4時間15分
【メンバー 】単独


前日、愛知県で昔の会社仲間で飲み会があり遅い帰宅になった。元来、私はあまり飲めないが酒気払いも兼ねて近場の鈴鹿南部の山を目指す。この時期鈴鹿はヒルが多いので仙鶏尾根を辿ってみることにする。この尾根は私にとって未踏のルートである。

この日は晴れの予報だったが翌日は雨の予報になっていた。いかにも梅雨の晴れ間という感じで遠望は霞んでいる。広域農道で亀山に出て辺法寺町の突き当たりを左折。池山で右折して坂本集落を抜け小岐須に向かう。○x庵の案内に従い左折。林道に入りカーブを切りながら高度を揚げる。○x庵で数人のグループがいた。凧を持った単独行が林道を歩いている。野登寺の案内を右に見て暫く進むと仙鶏尾根の案内がある。カーブのスペースに車が一台停まっている。タニウツギの咲く路脇に車を停め身支度を整え、出発する。

取付の仙ヶ岳仙鶏尾根の標識からは仙ヶ岳東峰が高く感じられる。雨後で足場の悪い檜の植林帯を一気に下る。ルートは明瞭でプレートの案内も多い。アップダウンの細目のルートになり赤茶けたザレ場も現れる。ピークを越えザレ場を下るとロープの混じる岩場の下降となる。ここからは東峰へのルートや宮指路岳から犬返の剣などが一望となる。下りきって岩の痩せ尾根を乗り越す。林に入り平坦な道を少し進んだところが仙鶏乗越で屏風岩からのルートと合する。吹き抜ける風が心地よく、谷音を聞きながら一服する。
宮指路岳から犬返の剣 仙鶏乗越
宮指路岳から犬返の剣
仙鶏乗越
急な登り返しとなり、ガレ場で夫婦連れと行き交う。幾個所かロープの張られたザレ場があり歩き難い。登り切ると傾斜が緩み別の尾根に乗る。道脇にベニドウダン・サラサドウダン・レンゲツツジなどが咲いている。軽装の単独行と行き交い東峰に出る。ここからは登ってきた尾根の全容が望め、野登山は低く見える。仙ノ石の周りには高齢の数人のグループが屯していた。東側の岩場の上で景色を楽しみながら昼食タイムとなる。開通した第二名神を往来する車輌も望める。

鞍部まで下ると白谷とは反対の北側に赤布が降りていた。登り返すと仙ヶ岳山頂に達する。山頂のプレート類が増えた感じがする。宮指路・高円・鎌・入道・雲母・雨乞、南尾根など北側の眺望が展ける。笹の上に背を伸ばすと御所平の笹原も見える。山頂を後にすると4人の中高年のグループが登ってきた。
仙ノ石 仙ヶ岳山頂
仙ノ石
仙ヶ岳山頂
来た道を辿り車のところに戻る。アンテナ塔下まで移動すると三台の車が停まっており、仙ヶ岳東峰で出会ったグループが帰り支度をしていた。アンテナ塔施設を一周するが展望はない。直下にある鶏足山野登寺を訪ねる。無人と思っていたが社務所のほうからチェンソーの音が聞こえた。鳩が峰に向かうが国見のひろばからの一ノ谷コースは背丈を越える藪になっていた。早々に諦め、三角点・国見石を廻って車のところに戻る。

汗を吸収した帽子の周りを小さな虫が集り、今年もこの季節が来たのか、と実感する。



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