高見山・天狗山


高見山・天狗山
高見山・天狗山

【日 時】2008年 6月15日(日)
【天 候】曇り
【山 名】高見山(1249m)・天狗山(993m)
【山 域】台高(奈良)
【ルート】 (9:50)奥山--(11:10)天狗山--(12:20)高見山--
(13:20)天狗山--(14:20)奥山
【所要時間】4時間30分
【メンバー 】単独


時間も遅いので高見山の北尾根、桃俣ルートを目指す。私にとってこのルートは未踏である。青山高原の山稜や風車群も望め梅雨の晴間の名残を期待して出発するが、R369から町屋に入ると三峰山脈には雲が掛かり始めた。西出で西杉山の家の案内を右に見る。間違いそうな分岐には高見山の案内板がある。桃俣川沿いに進むとログハウス群がある。奥山に着き広場に車を停め身支度を整え出発する。

木の階段を登り高角神社の左脇から登山道が延びる。薄暗い檜の植林帯の中の道は抉られた急坂で足場の良い横道を通る。ひと登りで小ピークを右に見て稜線に出る。傾斜が緩み暫く進むと天狗山への登路が望める。少し下ると左に金網の防護柵が現れ、草が多い藪っぽくなる。金網から網ネットに変わる。網ネットが無くなる辺りから自然林になり、小憩する。

やや急坂だが、自然林の中で気持ち良く進む。ピーク手前で左に捲くルートがある。直登すると天狗山に出る。木立で視界は無い。山頂標識や「マッシュ白○」と書かれたコンクリ板がある。

一旦下り先の捲き道と出会う。霧が掛かり始め数十メートルの幻想的な視程となった。驚いたように声を挙げて日本鹿が横切って行く。急坂を登り切ると請取峠からの三峰の稜線に出る。開けた感じになるが生憎の雨交じりの霧で展望はない。高見山へのアップダウンのルートになる。建造物跡のある草付の南は崩壊して脆そうな赤い壁を成していた。岩の混じる細目の稜線の辺りからは人声が聞こえる。高見峠からのルートと出会うと沢山の人が待っていた。三角点と石で囲まれた祠をカメラに収める。小屋上の展望所のベンチも占有されていたので小屋の中で昼食タイムとする。登山者は50人くらいで皆軽装だった。霧と雨滴の混じる外で食事していた。

まず晴れそうにないので早々に山頂を後にする。霧が掛かり枝尾根に入らないようルートを確かめながら来た道を辿る。天狗山は捲き道を取り、少し下ると雲の底に出たので小憩する。高角神社の周辺にはコアジサイが咲いていた。車のところに戻る。

この日は北尾根を辿る人は無かった。後日知ったことだが、この日は鈴鹿より北では良い天気だったようだ。


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