竜ヶ岳・静ヶ岳


竜ヶ岳から静ヶ岳を望む
竜ヶ岳から静ヶ岳を望む

【日 時】2008年 7月12日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】竜ヶ岳(1099m)・静ヶ岳(1088m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (11:55)石榑峠--(12:35)重ね岩--(13:15)竜ヶ岳--
(14:30)静ヶ岳--(16:05)竜ヶ岳--(17:10)石榑峠
【所要時間】5時間15分
【メンバー 】単独


一ヶ月ぶりの登山で近場の鈴鹿に出掛ける。猛暑の予報になったのでフジキリ谷からイブネに登って銚子ヶ口までの未踏区間を考えた。広域農道から関に出てR1に乗り、猪鼻で右折。大河原からR477に乗り平子で右折。西明寺から甲津畑に出て林道に入る。フジキリ谷を渡る橋の手前に車を停めて出発する。

林道の取り付きは舗装が新しかった。かくれ岩を左にみる。コンクリートの橋の上を谷水が流れているところを通過する。足元をみるとヒルが動いていた。右足に付いた一匹を取り払って、谷から離れたところで靴を脱いで足回りを点検する。左足にも一匹付いていた。取り払ったのは計6匹。歩き初めてこの状態で退散することにする。対岸の道路では子供が谷ではしゃいでいる。車のところに戻る。

時間もあるので石榑峠から竜ヶ岳・静ヶ岳に変更する。永願寺ダムを通りワインディングの林道に入る。足に少し違和感を感じたので見るとズボンに血が染みていた。

峠には車が4台停まっていた。やや強い西風が吹き抜けている。身支度を整え出発する。岩のガレ場は反射した光で、目を開けて居られないほど白く見える。木陰に入ると対照的に黒く感じ、ホッと息をつく。風の無い場所に出るとムンとした熱気が加わり眩暈を覚える。番号のプレートと宇賀渓登山道位置確認noの地図入りのプレートが木に括られている。B〜C区間は抉られた道が幾つかあり、テープが新しいルートを示している。左に捲きながら急坂を登るとDの重ね岩に出る。若いカップルが岩場に登っていた。西風が吹き上がり岩陰で軽食を摂る。

急坂となりEを過ぎると木立が消え、一面笹原の野晒しとなり、容赦なく陽射しが照りつける。登り詰めたところGが山頂の一角に達する。笹原の稜線漫歩となり、対面に静ヶ岳が望まれる。二人の下山者と行き交う。

山頂では3人の登山者が寛いでいた。広い山頂で東側の人は転寝をしていた。暑いので方向指示板・三角点・山頂標識などをカメラに収め、先に進む。北斜面から遠足尾根一帯は潅木が点在する広大な笹の海の様相を呈する。
重ね岩 竜ヶ岳
重ね岩
竜ヶ岳
北斜面から遠足尾根 三池・釈迦・国見方面
北斜面から遠足尾根
三池・釈迦・国見方面
一旦下って潅木を抜けると主尾根と宇賀渓の分岐になる。切り分けのトラバースを回り込むと森林の尾根に乗る。木陰になり岩場で昼食タイムとする。このコースにも地図と番号のプレートが治田峠・藤原岳まで設置されていた。Bから少し下る。最低鞍部付近は獣道が錯綜しテープ類が切れる。道を失ったことを認識し適当に尾根を辿る。右下に赤紫の池を見て暫く進むとテープのある明瞭な踏み跡に出た。緩い坂道を辿ると呆気なく静ヶ岳山頂に出た。

南東側に刈り込みがあり、竜ヶ岳が望まれる。三等三角点・山頂標識などをカメラに収める。P1047まで行くか迷ったが、本日はここまでとする。小憩の後、来た道を辿る。
静ヶ岳から竜ヶ岳を望む 静ヶ岳山頂
静ヶ岳から竜ヶ岳を望む
静ヶ岳山頂
往路で間違ったところは北側にルートがあった。静ヶ岳からD分岐までは500M位。少し下ると往路で見た赤紫の池があった。この尾根は全て林の尾根で気持ち良く歩ける。分岐まで戻り、登ってきた静ヶ岳を振り返りながら竜ヶ岳まで登り返す。山頂では若者が記念写真に興じていた。北側の藤原の展望丘・天狗岩、御池、銚子、静、遠足尾根、南側の三池・釈迦・国見・雨乞・割山・不老堂などの景観を楽しむ。重ね岩の上に登ってみたが吹き上がる風が強かった。西側の下方にも似たような岩が見える。車のところに戻り着替えを済ませる。

帰りは三重側に降り、大安からR306に乗って亀山に出て広域農道で帰宅となる。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにどる