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【日 時】 | 2008年 8月 2日(土) |
【天 候】 | 晴れ |
【山 名】 | 越百山(2613m)・仙涯嶺(2734m)・南駒ヶ岳(2841m) |
【山 域】 | 中ア南部(長野) |
【ルート】 |
(5:25)駐車場--(6:55)下の水場--(8:50)上の水場-- (9:55)越百小屋--(11:00)越百山--(12:45)仙涯嶺-- --(14:20)南駒ヶ岳--(15:45)P2591-- (16:15)P2411--(18:15)南駒ヶ岳登山口--(19:30)駐車場 |
【所要時間】 | 14時間05分 |
【メンバー 】 | 単独 |
今年は北海道と韓国の山行を計画していたが、諸処の事情で取り止めにした。そこで、標高順百山を目標の一つと考えることにした。標高の高い山はアルプスに集中しており、三百名山も殆ど含まれている。注意してみると、縦走すれば効率的に踏破できそうだ。今回は手始めに中ア南部の仙涯嶺を目指す。 講座を終えて、昼から家を出る。中津川で食料を調達していると日が暮れた。須原から伊奈川沿いに進みゲート前の駐車場に車を停める。既に7〜8台の車が停まっている。快適な気温での車中泊だが、虫が多い。4時前から車が集まって五月蝿くなった。明るくなって準備を始める。駐車場は十数台の車になっていた。朝食を済ませ身支度を整え出発する。 駐車場横に空木岳5〜6合目の迂回路の案内がある。ゲートを通り橋を渡って右折。所々舗装された今朝沢林道を進む。シートで全体がカバーされた車を左に見ると福栃沢の越百山登山口に着く。一服する。 鉄骨の砂防ダムを右に見て山道に入る。下草が刈られ快適に進む。下の水場はチューブからチョロチョロと水が流れていた。尾根に乗ると傾斜が緩む。四合目の標識はあるが古いもので字が見難い。この辺りから深山の様相を呈する。展望所は木立で眺望は利かない。上の水場では荷物の大きい単独の女性が休んでいた。2.5Lの水を担いで摺鉢窪小屋に泊まる予定とのこと。少し登ると展望が開け、糸瀬・御岳・乗鞍が望まれる。急坂を登ると福栃山横巻の案内があり、巻き終わると下り道になり赤い屋根の越百小屋に到着する。ここからは、白くガレた越百山・ゴツゴツした岩の仙涯嶺〜南駒ヶ岳の稜線が望まれる。小憩する。
東側は南アルプスのジャイアントが雲の上に稜線を成し、その間から富士山も顔を出していた。南は南越百山、西は糸瀬、北は仙涯嶺・南駒ヶ岳が鎮座している。三角点の周りには3人の登山者が寛いでいた。先を急ぐ。 左に振るように下ると登山者と行き交う。南駒からの所要時間を尋ねる。下り切るとアップダウンの道になる。陽射しが強く、少し眩暈を感じたので仙涯嶺との中間点で昼食タイムとする。休んでいると大きなザックの単独行が追い越していった。
仙涯嶺〜南駒のルートは厳しかった。晴間が出ると田切岳の大ガレが見える。小ピークを右に巻くと鎖場が現れ、一気に下る。大壁を右に見ながら鞍部まで下る。雲が流れ、先の単独者が登っていくのを確認する。取り付きは直登で左に巻きながら高度を揚げる。稜線の右を巻くようになると、ガスが取れ風が止む。カール状の斜面に花畑が広がる。キバナシャクナゲ・クロユリ・ハクサンチドリ・イワギキョウ・シナノキンバイ・ハクサンフウロ・ヨツバシオガマ・ツガノアオザクラ等々。草花をカメラに収めると気分が落ち着く。東峰では単独行が休んでここが南駒かと聞かれる。赤い屋根の摺鉢窪小屋と田切岳の大ガレを右に見ながら稜線を辿る。 南駒山頂には祠と案内標識があった。北の稜線は雲が流れ時々赤椰山が姿を見せていた。仙涯嶺〜南駒を同行した単独行は福井県江沼の人で摺鉢窪小屋泊とのことだった。
原生林を淡々と下る。標高2100m手前の開けたところからは福栃山が見えるが超百には雲が掛かっていた。1850mの見晴台からの展望はなかった。アンテナの立つ自動観測所を左に見ると川音が聞こえる。河床に下降しながら左に振れ、川を右に見ながら緩く登ると橋の横の南駒ヶ岳登山口に出る。橋を渡って右に降りていくとダム施設に出てしまった。林道まで戻る。今朝登った福栃沢の越百山登山口で小憩。日没になり駐車場に着いた時は辺りはスッカリ暗闇となっていた。 |
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