藤原岳・頭陀ヶ平・冷水岳


藤原岳から天狗岩・御池・土倉、送電線を望む
藤原岳から天狗岩・御池・土倉、送電線を望む

【日 時】2008年 9月14日(日)
【天 候】
【山 名】藤原岳(1120m)・頭陀ヶ平(1143m)・冷水岳(1054m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (6:30)大貝戸登山口--(8:15)八合目--(9:00)藤原山荘--
(9:35)展望丘--(10:55)天狗岩--(11:40)鉄塔--(12:05)冷水岳--
(13:00)冷水岳--(13:30)鉄塔--(14:30)藤原山荘--(16:15)大貝戸登山口
【所要時間】9時間45分
【メンバー 】単独


9月中旬に藤原に登るのは初めてである。道の駅は車の往来が多いので大貝戸の登山口に移動する。車中泊。休憩所下にも一台車が止まっていた。夜半雨がちらついたが朝には上がった。朝食を済ませ、身支度を整え出発する。

鳥居を潜り暗い植林帯を進む。明るい谷に出るが、柵があり谷には入れない。植林帯を抜け3合目辺りから自然林になる。長い直進道の中間に五合目がある。植林帯に入り尾根沿いルートを通り7合目に着く。植林帯の上部の抉れた道を抜けると聖宝寺ルートと合し8合目となる。春、福寿草が咲く場所は大雨で抉れている箇所が目に付く。九合目から先のルートは雨の影響はなかった。トリカブトが現れ、藤原山荘に着く。周辺に人影はなく私が一番乗りのようだ。

春先〜梅雨は湿っている鞍部も乾いて、赤い実を付けた木が所々にある。笹原を分けると展望丘に着く。竜ヶ岳は雲が掛かっているが、銚子・静はスッキリ見える。
藤原山荘 展望丘
藤原山荘
展望丘
北にテープと薄い踏み跡があるので辿る。天狗岩・御池・土倉や送電線が見え、山荘に到着した登山者も確認できる。対面のピークに踏み跡のようなものが見えその方向に適当に下る。直ぐにテープ・踏み跡が消え、急坂になりだしたので向きを変え、一般道に戻る。山荘に着くと三々五々登山者が集まってきた。小屋の裏から日の当たる明るい平地に出ると一面トリカブトになる。春先の福寿草が置き換わったようである。

緩いアップダウンの道を進み天狗岩に着く。茨川方面に渓谷が走り、展望丘が三角錐を成す。単独行と行き交いアケボノソウを教えてもらう。氏の「アケボノソウは鹿が食べて減ってしまい、鹿も食べないトリカブトが残ってしまった」との説を聞く。
竜・銚子・静 天狗岩から展望丘を望む
竜・銚子・静
天狗岩から展望丘を望む
白船峠に向かい一旦下る。平坦な草地はトリカブトの群落となる。登り返して鉄塔下の頭陀ヶ平に出る。航空測量杭の下に三角点がある。東に多度山系の山、中里ダム、北に烏帽子・三国・霊山・伊吹、北西に御池のテーブルマウンテンが展がる。下の鉄塔に出ると冷川谷からきた二人の登山者休んでいた。大雨で登り口が酷い状況になっており、下山することは勧めないと言っていた。

自然林の稜線を下ると白船峠に着く。真の谷・御池ルートと坂本谷の分岐で坂本谷は通行禁止の案内がある。ひと登りで冷水岳に着く。これで藤原から鈴北・御池の稜線が繋がったことになる。カタクリ峠方面に進む。国道306は船原で通行止めになっており、ゴルクミ谷の状況も判らないので途中で引き返すことにする。
頭陀ヶ平から烏帽子・三国・霊山 冷水岳
頭陀ヶ平から烏帽子・三国・霊山
冷水岳

鉄塔下に出ると、先ほど見えていた伊吹山は霞んで見えなくなっていた。天狗岩に近づくと登山者の行き交う声が聞こえる。藤原山荘で小憩する。この時間でもまだ登って来る人が居た。六合目付近の谷は大きく抉られ土石流の激しさを物語っていた。走って登って来る人と行き交う。子供連れは一合目毎に休んで下山していた。休憩所の車のところまで戻る。

結構歩いた感じが残った山行になった。


アケボノソウ トリカブト

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