入道岳・水沢岳・鎌ヶ岳


かさね岩から鎌ヶ岳方面
かさね岩から鎌ヶ岳方面

【日 時】2008年11月16日(日)
【天 候】
【山 名】入道岳(906m)・水沢岳(1029m)・鎌ヶ岳(1160m)
【山 域】鈴鹿(三重・滋賀)
【ルート】 (8:25)宮妻峡キャンプ場--(10:00)入道岳--(10:55)かさね岩--
(12:15)水沢岳--(14:05)鎌ヶ岳--(15:55)宮妻峡キャンプ場
【所要時間】7時間30分
【メンバー 】二人


10月初めに関西に住む大学の先輩HR氏と鈴鹿の山登りを計画していたが取り止めになった。再計画で本日になったがこの日は雨の予報になった。下山後も同期のHK氏と湯ノ山で会う予定もある。

まだ暗い6時に家を出る。鈴鹿に近づくと山麓は霧が掛かっている。7時30分に道の駅に到着。大阪ナンバーのワゴン車があるが仮眠しているようだ。暫くして神戸ナンバーのHR氏の車が到着。若干の打合せ後、宮妻峡に向かう。R306から県道に入る。水沢浄水場辺りでは霧模様だった。谷沿いの道になると数台の車が降りてきた。霧が晴れ紅葉に彩られた山稜も見える。キャンプ場の駐車場には車が一台停まっていた。車を停め身支度を整える。

一日中雨の予報で雨具の上下を着装して出発する。管理小屋脇を通り小川を渡り砂防ダム横のケルンを右に見る。雨に濡れた落葉のジグザグの急坂が伸びる。意外に気温が高く汗が吹き出る。傾斜の緩む新道コース通報ポイント5で小憩。

潅木帯を抜けると低い笹原の急坂となる。急坂の頂点の風見からは鎌ヶ岳・御在所が望まれる。生憎ガスが掛かり雲母峰は見えない。ここが通報ポイント7。傾斜が緩みアセビの間を縫って登って行く。椿大社からのルートと出会い北の頭に出る。ここは通報ポイント10になっていた。山頂には2〜3名の登山者が見える。三角点のある山頂の鳥居まで移動。南部の宮指路、仙ヶ岳、野登山が望める程度で伊勢湾方面は霧が掛かっていた。
風見 北の頭から鎌ヶ岳・御在所方面
風見
北の頭から鎌ヶ岳・御在所方面
笹原を横切り北の頭からのルートと出会い、砂防壁を右に見て西に進むと祠がある。尾根の潅木帯を辿ると一気の下りになる。高度感ある稜線から雨に濡れた紅葉が展がる。最低鞍部の岩場は左に捲く。ザレめのルートでアップダウンが多い。重ね岩は特徴のある三角錐の岩で雲母峰も顔を出した。小憩。

暫く下ると人声が聞こえる。大きなザックの男女の大学生らしい4〜5人グループと2組行き交う。ポイント3の大岩谷分岐から登り返しとなる。水沢峠に達し鈴鹿の主脈に乗る。霧の中から水沢岳のザレ場が近くに見える。宮妻峡・大河原分岐の水沢峠までは余り下らない。ここからザレの一気の急登で細いザレ場もある。登り切った三等三角点の水沢岳で休憩する。
重ね岩 水沢峠
重ね岩
水沢峠
水沢岳からのザレた岩場の下降で転ぶ。暫く潅木帯のアップダウンが続く。ガレた鎌尾根が現れ左に折れピークに達する。ここからは岩場のアップダウンとなり鎖・ロープが続く。途中、霧の中から鎌ヶ岳のような岩山を見るが、ピナクルが何度も続き、幻影であったことを認識する。数度のアップダウンの後、漸く鎖のある岩場の下降となり見覚えのある分岐になる。背丈を越す深い笹をトラバースして岳峠から鎌ヶ岳基部に出て少し食料を補給する。息を整え岩場の道を登り左に折れる。

鎌ヶ岳山頂は霧で御在所側・鈴鹿南部も視界は無い。食料は二人とも同じおでんを用意していた。ストーブを点け食事タイムとなる。
水沢岳山頂 鎌ヶ岳山頂
水沢岳山頂
鎌ヶ岳山頂
世間話をしながらカズラ谷の下山コースを一気に下る。谷音が聞こえ、滝を右に見る。ゴルフクラブを持った人と行き交う。林道に出て駐車場に戻った時は4時5分前だった。

湯ノ山温泉で待っているHK氏に遅れる旨電話する。東海遊歩道を利用する。道を間違えるが、なんとか間に合う。雨で濡れた衣服を脱ぎ温泉に浸る。HK氏とは三十数年ぶりの再会となった。


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