大洞山・尼ヶ岳


【日 時】2009年 1月 2日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】大洞山(1013m)・尼ヶ岳(954m)
【山 域】曽爾(三重・美杉)
【ルート】 (13:00)倉骨峠--(14:00)大洞山雌岳--(15:00)倉骨峠--(16:00)尼ヶ岳--(16:40)倉骨峠
【所要時間】3時間40分
【メンバー 】単独


賀状の返事を書いて冬装備で慌てて家を出るが、デジカメと携帯を忘れたことに気付く。スーパーで食料を仕入れる。美杉スカイランドから倉骨峠に向かう。路面に雪や凍結箇所も無く峠に着く。風が音を発てて吹き抜けている。駐車台地を盾に風下に車を停め身支度を整え出発する。

大洞山に向かう。風が強いので急いで手袋を着装。山道に入ると、意外に風は収まる。スカイランド分岐から急坂を登る。登りつめたところに四峰とあるがピークの感はしない。乗り越すと右に林道が見える。直ぐに一気の急坂になり、雪が着いて凍っている。まだ土中まで凍結していないせいか意外にグリップが効く。風が吹き抜け寒さが加わる。登り切って雨具上を着装。苔むした岩がゴロゴロいるところを通過。傾斜が緩み雄岳に飛び出る。

積雲の間隙は多いが動きが速い。雲底から伊勢湾岸線が望まれる。伊賀富士の方を見ると時々、雪が飛んでいった。雌岳に向かう。雪は数cm程度で鞍部も凍結箇所はなかった。登り返しスカイランドからのルートと出会うと雌岳山頂になる。眼下に太郎生の集落、対面に曽爾の山々が一望となるが雪が付き寒寒とした風景である。

来た道を引き返し、峠の前の風のないところでストーブを点け食事タイムとする。

峠に戻り、尼ヶ岳に向かう。こちらは植林帯で霜柱が多い。ザクザクと足音を発てながら進む。緩いピークを登った後、石段の急坂を下る。林道ルートと出合うオオタワを通る。植林帯の急坂を登ると東海遊歩道と判れ、カヤト状になる。新しい道の案内があり、踏み跡もハッキリしている。ジグザグに笹原を登っていく。振り返ると登ってきた大洞山が大きく望まれる。登り詰めると傾斜が緩む。

この山頂の景色は素晴らしい。低く垂れた雲の下に倶留尊山・日本ボソ・亀山と続き古光山には燭光が注いでいる。尾高山・見通山の向こうにには名張市街や青山高原の風車群が望まれる。

風が吹き抜けそそくさと山頂を後にする。午後遅く、風もあったためか、登山者には会わず静かな歩行ができた。温泉に浸り家路に就く。


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