出遅れたが翌日は雨の予報なので獅子ヶ岳に出かける。この山は1996年に登ったことがあるが、山頂直下の急坂と山頂での展望はあまり良くなかったことを憶えている。R42に出て南下、栃原で左折。宮川を渡って突き当たりを右に曲がる。道なりに注連指の集落を抜け川沿いに進む。広い転回場の林道終点に車を停める。
身支度を整え出発する。植林帯の中を右に透き通った注連指川を見ながら進む。数箇所に砂防ダムが設置され、一度ダムの上流に降りる。細いトラバース箇所もある。山頂まで1433Mと書かれた歪んだプレートがあり此処から谷と別れ、登りになる。
辺りは植林から常緑の自然林になる。暫く進むと分岐があるが尾根道は採らず。冬枯れの自然林になり急斜面のトラバース道が延びる。明るい林だが落石があり尾根道の方が良かったかという気持ちになる。少し登ると左に曲がり尾根側のルートになる。急坂を越えると傾斜が緩み、日の出の森からのルートと出合う。山頂まで500M。ここからは山頂を右に見ながらの巻き道になる。所々に霜柱が立っている。小萩ルートと出合う鞍部に出て右に曲がる。3・4人の下山者と行き交う。少し登ると南に開けた岩場に出る。ここが獅子岩。眼下に小萩の道路が見え、南には五ヶ所湾が望まれる。岩場を越えひと登りで山頂に出る。
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冬枯れの自然林 | 獅子岩 |
五ヶ所湾を望む南側は以前の面影がある。北側は奇麗に切り開かれ、眼下にP660が見え、東には伊勢湾岸の市街地などが望まれる。五ヶ所湾から来た地元の人からポンカンを戴き、談笑する。
七洞岳5K、691ピーク1.9Kの標識があり、時間も在るので行って見る。少し下ると切り開きの中に30M程の金属柱が建っている。アンテナ施設だろうか。テープを追いながら岩っぽい稜線を辿る。工事用なのか赤白の旗がある。登り返したピークが獅子ヶ岳西峰で730の標識がある。少し下ると岩場の上に出る。ここから西に七洞岳への稜線が望まれる。時間も遅いので本日はここまでとする。食事タイム。
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獅子ヶ岳山頂 | 七洞岳への稜線 |
獅子ヶ岳に戻る。P660は西日が当たり山襞が陰影を成している。来た道を辿り車のところに戻る。
雪は全くなく格好の日溜りハイクになった。また、10年を経て再訪するのも一興と感じた。次回は七洞〜獅子の稜線を歩いて見たい。
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