づっと入院に入ると考えていたが、土日の外泊は許可になった。朝食を摂って10時前に家内が迎えに来た。寝床時の薬を渡され。花とシキミを買って家に帰る。慌しく登山の準備をして出かける。伊勢のスーパーに立ち寄って墓参りをする。鼓ヶ岳に向かう。猿田彦神社前で右折して山麓を造成した急坂の住宅街に入る。道なりに左に曲がると薄っすらと鼓ヶ岳と書かれた標識がある。身支度を整え出発する。
木が刈り払われた道を少し登るとキリスト教徒の墓が現れる。ウラジロやシダ類の多い植林帯の道を登って行く。南側からタイコの音やタイヤのスリップ音が聞こえる。神宮会館方面からのルートと出会うと急坂になりロープも現れる。ひと登すると左に五本松神社の鳥居が現れる。右に曲がりヒメシャラの木の混じる緩い坂を登って行く。
山頂には三角点と標識がある。東側にはこのルート唯一の眺望が展け伊勢の街・神宮の森・倉田山や伊勢湾に停泊する船舶が望まれる。
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鼓ヶ岳三角点 | 鼓ヶ岳山頂 |
同じ道を辿って車のところに戻る。内宮に立ち寄るつもりだったが車が多いので、朝熊ヶ岳に向かう。朝熊登山口には3〜4台の車が停まっていた。私たちが準備していると、スポーツタイプの車が停まり直ぐに出発していった。
我々も15時を過ぎていたのでそそくさと出発する。町石を確かめながら急ぎ足になる。ケーブル跡地からショートカットルートを進むが喘登の割には余り進まない。3組ほどの下山者と行き交う。15町からノーマルルートに戻る。先に出ていったスポーツ車の人と行き交う。朝熊峠に着いたは時は16時20分近かった。
八大龍王社に参って朝熊ヶ岳の山頂標識をカメラに収める。当志島は判別できるが伊良子海峡は見えない。気流の影響なのか伊勢市街の上空にレンズ雲が浮かんでいる。ストーブを点け持ってきた饂飩を沸す。
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朝熊ヶ岳山頂 | 八大龍王社 |
来た道を辿り車のところに戻る。日が長くなったのか日没前に戻れた。今まで何度も気分が滅入ったがいよいよ16日が手術日、明日から入院となる。
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