藤原岳


藤原岳
藤原岳

【日 時】2007年 4月 6日(火)
【天 候】
【山 名】藤原岳(1171m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (10:55)大貝戸登山口--(12:00)五合目--(13:40)藤原山荘--
(14:35)展望丘--(15:30)天狗岩--(17:45)大貝戸登山口
【所要時間】6時間55分
【メンバー 】二人


昨年は病気で飛ばしてしまった藤原の福寿草の花見に家内とでかける。グリーンロードを北上、亀山からR306に入る。菰野の三滝川辺をはじめ道路沿いの桜は満開だった。大貝戸の休憩所の駐車場はほぼ一杯になっていた。スペースに車を止め身支度を整え出発する。

鳥居を左に見てユックリ出発。植林帯の中を登って行くと堰堤が左に現れる。単独行が勢い良く追い越して行く。気温が高く大汗になる。堪らず二合目に着いた所で上着を脱ぐ。道脇に石地蔵がある。急な岩場帯を抜け三合目辺りからは冬枯れの自然林の歩行となる。単独行二人と行き交う。四合目は落葉の広場。陽射しが強く五合目では下着を脱いでいる下山者がいた。分岐の上の6合目近くの植林帯の日陰で一本入れる。木漏れ日で寒さは無い。

八合目で聖宝寺ルートと出会う。九合目への冬道はガードされていた。この辺りはバイケイソウが目を出していた。やっと福寿草が現れる。道路も良く踏まれ泥濘は少ない。ウィークディだが下山者が多い。単独行・夫婦連れが多く、皆健脚のように見える。団体は女性の4人組のみ。女性が複数になると静かな山にお喋りが聞こえ、賑やかになる。九合目の上部で若干の泥濘帯あり。ジグザグの急坂となる。この辺りで家内の靴底が剥離。

藤原山荘で靴をテープで捲き付け底を固定し応急処理する。ストーブを点け昼食タイムとする。山荘に集まる人は皆下山に掛かる。昼食後、展望丘に向かう。下り切った鞍部も泥濘はない。山荘を眺めながら笹原の登り返しとなる。

展望丘からは南西に眺望が展がり、治田峠から銚子ヶ岳へと高度を揚げ背後に静ヶ岳から竜ヶ岳へと鈴鹿の主脈が延びている。ザックを置いて休み、景観をカメラに収める。

山頂直下で男女の登山者と行き交う。大きなカメラで節分草を撮っていた。山荘まで戻り、天狗岩に向かう。緩やかなアップダウンの道となる。苔の木とカンフェルトの間に福寿草が黄色い花を咲かせていた。白船峠への分岐を右に見送ると直ぐに天狗岩となる。最後の登りで直接岩場に出る。

ここは岩場で一気に落ちこんでいる。眺望は頗る良い。善右エ門谷の上部には大きな崩壊部がある。展望丘から西尾根のスイカイラインが、また土倉岳から御池岳への稜線も真近に望まれる。御池方面にある残雪も直ぐに消えてしまいそう。

藤原山荘に戻ると人は掃けていた。人には会わず4号目で小憩。4合目〜2合目で猿の群れがいた。以前もこの辺りで見た。群れは十数匹はいるようだ。駐車場は私の車のみとなっていた。着替えを済ませ帰途に就く。

久しぶりの山行らしい山行で二人ともこの後数日筋肉痛になった。ウィークディだが70〜80名の登山者がいた。福寿草の盛期は過ぎていたが、気のせいか少し少なくなった印象がある。


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