三峰山・平倉峰


【日 時】2010年 4月10日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】三峰山(1235m)・平倉峰(1222m)
【山 域】三重・奈良
【ルート】 (11:55)林道終点--(12:40)新道峠--(13:55)三峰山--
(14:30)平倉峰--(15:25)八丁平--(16:10)新道峠--(16:30)林道終点
【所要時間】4時間45分
【メンバー 】単独


天候も良いので手近に自然が味わえる三峰山に出掛ける。慌てて出発したせいかカメラを忘れたことに気付く。三多気の桜周辺は車が多く警備員が配されていた。道路沿いの躑躅も鮮やかに咲いている。R369から神末川を遡るが三峰山には、生憎、雲が掛かっている。登尾コース登山口には車が2台。奥宇陀青少年村のキャンプ場も閑散としていた。新道コースを採る。堰堤のある回転場に車を停める。山頂まで3400Mの標識があり、登山口を確認し、身支度を整え出発する。

作業小屋の横から木の階段道が続く。「ワナ」に注意の看板を右に見て植林帯の中を電光を切りながら登って行く。遥か下の橋に軽トラが停まっている。左側が開け若葉の自然林になる。曽爾の山々が望まれる。山側にネットが現われ、少し下り谷間に降りる。ネットの扉を開けて谷沿いに進む。源流の水場があり、バイケイソウが目立つ。谷から離れ少し登ると新道峠で稜線に乗る。ストーブを点け昼食タイムとする。

辺りは晴れ渡り、心配していた雲は南部に移行したようだ。姫シャラ群落の案内がある。緩やかに登り大きく下り、登り返す。植林帯も若干交じるが自然林が続く。登尾の峰辺りからは裸木の林になる。やがて登尾コースと合する。八丁平方面から人声が聞こえる。三峰山に向かう。御岳展望所からは学能堂山・大洞山が望まれる。

山頂には年配の単独行が休んでいた。長野の松本から来た人で、春に時々この周辺の山に登っており、帰りは多度の笙が岳に登っていくとのこと。カメラを頼まれ暫し談笑。

平倉峰に向かう。踏み跡は以前よりハッキリしている。地面から力強く吹き出たバイケイソウの緑が足元に広がる。飯南側の眺望も得られ、快適な疎林の稜線漫歩となる

平倉峰の頂上は大きく開け芝生の広場になっている。北側斜面の芝生の上の暖かい陽射しの中で景観を楽しみながら休憩タイムとなる。倶留尊山・二本ボソ、古光山、住塚、国見、大洞、学能堂山のスカイラインが望まれる。裸木の枝の先端が褐色に色付き始めている。

来た道を辿るり、三峰山山頂。八丁平に降りると、十数匹の鹿の群れが白い尻を向け逃げていった。南側の山は頂に雲が掛かっている。先に逃げていった鹿が遠巻きに此方をジーと伺っている。此方から見る高見山は急峻な三角形に見える。

帰路、新道峠前ピークへのキツい登り返しをなんとかこなす。姫シャラ群落地に行ってみる。群落しているが、幹が細い。峠で一服して往路を辿る。ネット付近からチェンソーの音が聞こえていた。車のところに戻る。谷で靴を洗い、帰途に就く。


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