高見山・天狗山


高見山から天狗山方面を望む
高見山から天狗山方面を望む

【日 時】2010年 4月18日(日)
【天 候】曇り
【山 名】高見山(1249m)・天狗山(993m)
【山 域】台高(奈良)
【ルート】 (10:20)奥山登山口--(11:55)天狗山--(13:30)高見山--
(14:45)天狗山分岐--(15:30)奥山登山口
【所要時間】5時間10分
【メンバー 】単独


天気が良いとの予報で久しぶりに少し長めのコースを考え、桃俣から高見山の北尾根ルートを目指す。快晴で青山高原の山稜や風車群もスッキリ望める。R369から町屋に入る。西出で西杉山の家の案内を右に見る。間違いそうな分岐には高見山の案内板がある。桃俣川沿いに進むとログハウス群があり、住人が居た。奥山の広場には大阪・堺ナンバーの車が停まっていた。車を停め身支度を整え出発する。

木の階段を登り高角神社の左脇から登山道が延びる。薄暗い檜の植林帯の中の道は抉られた急坂で足場の良い横道を通る。ひと登りで小ピークを右に見て稜線に出る。ヤニを採るためだろうか、松の幹が削られている。傾斜が緩み暫く進むと天狗山への登路が望める。少し下ると左に金網の防護柵が現れ、竹薮となる。金網から網ネットに変わる。網ネットが無くなる辺りから自然林になる。傾斜が強くなる手間で小憩。

急坂の自然林の中を気持ち良く進む。ピーク手前で左に捲くルートがある。直登すると天狗山に出る。木立で視界は無い。山頂標識や「マッシュ白○」と書かれたコンクリ板がある。昼時となったのでここでストーブを点け昼食タイムとする。

一旦下り先の捲き道と出会う。植林帯の中の急坂を黙々を登る。植林帯を抜けると東側が開け三峰・学能堂山や曽爾の山が望まれる。登り切ると請取峠からの三峰の稜線に出る。開けたところで三峰への縦走路が望まれた。アップダウンのルートになる。建造物跡のある草付の南は崩壊した赤い壁が一気に落ちていた。落差は数百メートルに及ぶだろうか。三角形ピークを左に捲いて稜線に出ると山頂の社が指呼の間に飛び込んで来る。岩の混じる草付きの稜線になり眺望が展がる。上方から人声が聞こえる。高見峠からのルートと出会う。三角点と石で囲まれた祠をカメラに収める。小屋上の展望所のベンチは十人程の団体が占有していた。視界は良く、南側から大峰の大普賢岳のギザギザ稜線が見える。伊勢辻山への稜線や国見・木梶・桧塚・迷・白倉などが望まれる。北は曽爾の山が望まれ、ニョッキと出た鎧岳・兜岳が特徴的である。

展望をユックリ楽しみ山頂を後にする。団体も同じコースを下っている。岩場の稜線で大きなザックの男女と行き交う。稜線からの降り口に桃俣林道まで70分の標識がある。振返ると高見山の社とアンテナが識別できる。アセビが咲き始めている。天狗山は捲き道を取る。谷側の大きな木にコブシの花や山桜が咲いている。高角神社への降り口で団体が休んでいた。車のところに戻る。時間があるので谷を遡行してみる。砂防ダムから左岸に送水管が設置されている。やや荒れ気味で直ぐに道路が横切っていた。道路に上がり上の砂防ダムで道路は終わっていた。ダムの水は青く透き通っていた。車のところに戻ると団体が寛いでいた。

久しぶりに長めに歩き少し疲れを感じ、車中、時々目がショボついた。温泉に浸り寛ぐ。


高見山

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