修験業山・栗の木岳

局ヶ岳を望む
局ヶ岳を望む

【日 時】2010年 4月25日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】修験業山(1094m)・栗の木岳(1066m)
【山 域】三重
【ルート】 (9:25)若宮八幡宮--(10:15)堰堤--(11:45)高宮--(12:05)修験業山--
(12:30)分岐--(13:10)栗の木岳-(13:40)若宮峠--(14:50)若宮八幡宮
【所要時間】5時間25分
【メンバー 】単独


快晴で風も収まるとの予報で、栗の木岳に行くことにする。この山は以前登ったことがあるが、その後大雨で若宮峠からのルートが崩壊したしていた。名松線沿いに進み国道に出る。興津に出て左折し川沿いに走る。若宮八幡宮の駐車場に着く。車が数台停まっている。身支度を整え出発する。

真っ直ぐ進むと社務所がある。栗の木ルートの状況を聞く。問題ないとのこと。社務所脇の小道を川沿いに進む。右に山の案内図がある。右岸に渡り、平坦な広い道を進む。石碑に「河上のゆついはむらに 草むさず 常にもがもな とこおとめにて」とある。滝を左に見て橋を渡り滝の上に出る。荒れた急坂を行くと「修験業山 高宮 左へ」と書かれた案内板がある。前方に二人の先行者有り。右岸に渡り山道に入る。山腹を捲いて、谷を左に見ながら踏み跡の薄いトラバース道となる。谷に降り右岸沿いに進んで、谷を渡渉しする。堰堤の下で小憩。

左岸から堰堤を乗越す。テープに従い谷を渡り植林帯の急坂をジグザグに登っていく。木の間に張られた縄に二つの白紙が垂れている。右手は上方から崩れ、岩が剥き出しになって日が当たっている。一気の急坂で喘登になる。汗が吹き出る。下からの水音も消え、静寂が訪れる。尾根に達すると涼しい風が吹き抜ける。右に曲がり傾斜が緩む。一本入れる。木の間から対面の護摩山が望まれる。

急傾斜となりシャクナゲが多くなり、ロープも現れる。急坂をこなすと、枝尾根に出る。少し緩むが痩せ尾根のようなところもある。再度、急傾斜となる。開けたところに出て、振り返ると学能堂山の背後に大洞山・伊賀富士が見える。栗の木方面から人声が聞こえる。傾斜が緩み、植林帯の中を進むと稜線に出る。バイケイソウが目に飛び込んでくる。右に曲がり縄を潜る。石灰石の混じる自然林の中のルートになる。急坂を登ると西に向いた大門がある高宮に出る。一旦下り、登り返すと開けたところに出る。振り返ると栗の木岳が見える。自然林の中を暫く進むと先行の夫婦が食事の準備をしている。三等三角点のある修験業山山頂に着く。白山谷からのルートが揚っている。落ち葉の上に腰を下し昼食タイムとなる。

往路を返すが、数十人の団体と行き交う。静かな山が賑やかになる。高宮でも単独行がビールを飲んでいた。近くに学能堂山が見える。飯南・飯高側は木の間から少し見える。分岐からは一気に下る。下り切ると痩せ尾根になる。南の飯南側の景観が時々開ける。登り返しとなり振返ると修験業山が大きく見える。登り切ると傾斜が緩み、カタクリやヤブレガサなどが目に入る。数人の団体と行き交う。右に曲がり緩やかに登っていく。

山頂は切り開かれているが眺望は南側のみ。小休憩していると高宮の単独行が現れ驚く。ここからは岩場の混じる一気の下りになる。眺望の良い岩場からは昨日登った局ヶ岳が望まれる。南側の下方には車道も見える。落ち葉の急坂を下り若宮峠に達する。比高200m以上を一気に下ったことになる。

トラバース気味に戻るように進むと最初の崩壊地に出る。標識に従い少し下ってガレを渡る。踏み跡がありテープを追いながら進む。尾根に乗ると直ぐ乗り越す。釜跡からの谷は大きく抉られ右岸を暫く下って谷に降りるルートになっていた。谷の左岸沿いに下り本谷と出会う。所々に数年前の雨の影響が残っていた。見たことのないランの花を撮ったがピンボケだった。両岸に張られた紙を付けた縄を潜る。川を渡ったところが若宮駐車場。車のところに戻る。山で行き交った団体も降りてきた。


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