国見山・馬駆ヶ場・木梶山


木梶山へ
木梶山へ

【日 時】2010年 5月 9日(日)
【天 候】
【山 名】国見山(1418m)・馬駆ヶ場(1316m)・木梶山(1230m)
【山 域】台高(三重)
【ルート】 (10:15)千秋林道--(11:55)馬駆ヶ場--(12:55)国見山--(14:00)馬駆ヶ場--
(14:35)木梶山--(15:45)千秋林道
【所要時間】5時間30分
【メンバー 】単独


台高の山は暫くご無沙汰になっている。久しぶりに高見山以遠に出掛けることにする。未踏の木梶山辺りを考えて出掛ける。国道から東吉野に入る集落では石楠花祭りが行われていた。高見トンネル・木梶トンネルを抜ける。栃谷を抜け加杖坂トンネルを抜け青田で左折。木屋谷川沿いの林道を辿る。千秋橋を渡って最初のカーブからの分岐道はゲートがあった。桧塚登山口には車が3台、木屋谷川を渡るところには数台の車があった。林道は高度を揚げ、対面の桧塚の中腹付近に達する。水平道になって暫く行くと道路が崩れた土砂で塞がっていた。路脇に車を停める。身支度を整え出発する。

深く抉れた木屋谷川を挟んで対岸に桧塚から続く山並みを見ながら水平な林道を進む。所々に崩壊箇所がある。暫く進むと小屋があり、その先に大きな崩壊地がある。対面に大きな谷が見える。ここを越えると林道終点になり、車が転回できる程の広場になっている。ここから山道になるがイキナリ石柱の遭難の碑が現れる。「中○道子享年23才昭和48年8月建立」とある。昭和のこの年私は何をしていたのかと、思わず過去を辿る。テープに上にまた林道があることが書かれている。踏み跡は薄く、テープを拾いながら急坂を登って行く。辺りはまだ冬の佇まいで裸木が多い。植林との端境を暫く登ると稜線の林道に出る。降口に赤布がある。木陰で小休憩。

尾根の平坦な林道をタンタンと進むと平地の林道終点になる。そのまま踏み跡を辿ると木梶山・馬駆ヶ場にルートに出会う。金属板のプレートが木に食い込んでいる。先ずは主稜線を目指す。左に曲がり小高い丘のようなところに「馬駆ヶ場1316m」の木の標識がある。ここからは緩やかなアップダウンとなり木も疎らになりだんだん見晴しが良くなる。対岸は冬木立の疎林に新緑が混じっている。暫く進むと主稜線の馬駆ヶ辻に出る。左に折れる。主稜線はハッキリした道になる。視界の利く所に出ると大又川の深い谷が見渡せる。奥桧塚から桧塚へと続く草原も望まれる。国見山手前はバイケイソウの緑が鮮やかだ。山頂は潅木で視界はない。暑いので木陰で昼食を摂る。

食事をしていると、男女4人のグループが通っていった。既に夏を思わせる装いである。山頂を後にする。女性の単独行と行き交う。馬駆ヶ場下まで往路を戻り、木梶山に向かう。少し下ると開けたところに出る。目指す木梶山の背後に高見山や鎧・兜・倶留尊・大洞などの曽爾の山々が見える。降りた鞍部から木梶川の谷が望まれる。登り返しは低いカヤトの原で遮るものが無く太陽が照り付け大汗となる。このピークと思っていたが山頂はその先の林の中にあった。三等三角点があった。西側と北側にテープが延びていたがどちらも踏み跡は薄かった。

往路を戻る。林道への登り返しはキツク感じられた。往路を辿り車のところに戻る。

朝の木屋谷川の橋、桧塚登山口に車は無かった。


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