経が峰・嘉嶺の頭・北笠岳


北笠岳から錫杖岳
北笠岳から錫杖岳

【日 時】2010年 6月 5日(土)
【天 候】
【山 名】経が峰(819m)・嘉嶺の頭(788m)・北笠岳(767m)
【山 域】布引(三重)
【ルート】 (10:40)長野登山口--(12:10)経が峰--(13:15)嘉嶺の頭--
(13:40)北笠岳--(14:15)嘉嶺の頭--(16:00)長野登山口
【所要時間】5時間20分
【メンバー 】単独


次週は試験が控えているので近場の経ヶ峰に出掛ける。スーパーでおにぎりを買ってグリーンロードを北上。晴れて可也暑そうだ。R163に乗り長野の集落に入って右折。長野神社を左に見て田圃の中を登って行く。登山口にはバイクが一台あるのみ。身支度を整え出発する。

登山口の標識には「秋山登山の注意!」なる印刷物が掛かっている。植林帯の中に入ると意外にひんやりしている。植林帯の中の中電の送電標識風の黄色い標識が案内してくれる。植林帯を抜けると風が抜け涼しく感じる。自然林の急坂になる。植林と自然林の端境に木の階段の急坂が延びている。植林帯の中の大きな木の下のベンチで小休憩。

笹が出て尾根道になる。暫く進むと尾根に乗る。小ピークから上を見ると山頂の展望台が見える。少し傾斜が緩む。穴倉からのコースと出会う。ここから比高100mの暗い植林帯の急坂になる。登り詰めたところが山頂の一角で平木からのルートと出会う。山頂の斜面のグミの木々には夥しい花が付いている。

山頂は人が多く展望台は7〜8人のグループが占拠状態である。周りにも4〜5グループが寛いでいた。展望台からは青山高原・鈴鹿の山・津市街地・伊勢湾が一望となる。北西に目を転ずれば目指す嘉嶺の頭のピークが望まれる。直射日光は強いので展望台の下の陰で昼食タイム。その間にも次々に登山者がやってきた。上で占拠していたグループは「柳沢○△」と書かれた幟を揚げて下っていった。

少し下ると植林帯に入り山小屋にでる。小屋の裏手の安濃町の標識の方に進む。後から3人の女性グループの声が聞こえる。黄色の北笹岳の標識がある。開けたところに出る。笹子山(770M)の標識がある。単独行と行き交う。平坦な植林帯の道を進む。女性グループの声が途切れる。「経が峰 嘉嶺」と書かれた標識がある。右折して、一気に下る。登り返し付近でまた白いプレートの標識があった。地面の出た滑り易い道でロープも現れる。登り切って少し緩むはまた喘登になる。嘉嶺の頭はカヤトは刈られ四等三角点と新しい木の山頂標識があった。直射日光が当たり暑いので先に進む。

ここからは道はやや細くなる。林相も完全に自然林に変わる。一気に下り鞍部からルートは西側を捲いている。二つ目の低いピークを越る。この辺りはタニウツギが満開で盛期を終えたフジの紫花は落下している。先の北笠岳方面から賑やかな声が聞こえ驚く。最後は急坂が待っていた。

山頂はネットが倒れ新しい北笠山(767M)の標識が立っていた。錫杖岳が眼前に聳え、背後に亀山・鈴鹿の山々が連なっていた。

来た道を辿り、小屋まで戻る。ドアを開けて中に入ると大きなザックの人がストーブを点けて食事の用意をしていた。「泊まりですか」と聞いたが「no」とのこと。経が峰のトイレ掃除・ルート整備を行っている人で新しい標識も彼が立てたとのこと。長野ルート以外は詳しい人だった。

経が峰まで戻り車の登山口まで一気に下る。少し下に行くとジャクナゲが鮮やかな紅色の花を咲かせていた。


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