入道岳


重ね岩から鎌ヶ岳を望む
重ね岩から鎌ヶ岳を望む

【日 時】2010年10月10日(月)
【天 候】
【山 名】入道岳(906m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (10:10)宮妻峡--(12:10)入道岳--(13:25)重ね岩--(14:10)奥の沢登山口--
(14:55)宮妻峡
【所要時間】4時間45分
【メンバー 】単独


梅雨の晴れ間ということで久しぶり鈴鹿の入道に行くことにする。家を出て亀山からR306に乗る。宮妻峡の渓谷に入るが、水沢岳は雲が掛かっている。上の駐車場には数台の車が停まっている。身支度を整え出発する。

登山口から下り、小屋の横を抜ける。徒渉地点は雨続きでやや水嵩が多い。老夫婦が谷で虫取りをしている。少し水に浸かりながら渡渉。堰堤横のケルンを左に曲がる。ここから雑木林の中に小石の混じる急坂が続く。ムンムンした気配でヒル対策を全く考えていなかったことに気付くが時既に遅し。動き回るヒルが目に入る。脛に痛みを感じる。南東に派生する尾根に向かってルートは左に左に伸びている。尾根に乗ると直ぐにズボンを捲る。左右の足で20匹位は落とした。が、近くにもまだ居そうなのでそのまま先を急ぐ。新道5番標識で休む気もなく、急坂を登る。緩い傾斜が続くが6番標識までは長く感じられる。急坂になり樹林帯を抜けると笹原の傾斜面に出て、左右の靴を脱ぎヒルを落とす。噛跡からの出血でズボンの裾に血が付いてしまった。乗り越したところの風見は倒れていた。傍の木陰で腰を下ろす。雲母・水沢は望まれるが、鎌ヶ岳には雲が掛かっている。

7番林道分岐標識からは傾斜は緩い。7・8番は無く北の頭に出ると北尾根からの10番標識に出会う。笠を被った若い男性からイワクラ尾根を聞かれる。椿大社からの登山者も居り広い山頂は数人のグループが居た。伊勢湾海岸線は判別できない程の視界だった。野登・仙・宮指路など近郊の山々は望まれた。日差が強く木陰で昼食タイムとする。

立ちあがって歩き出すと、「一週間くらい痒いのですか」と聞かれる。北の頭の稜線から下を見ると砂防のり面に鹿が数匹見えた。少し進むと鳥居と祠の椿大社奥の宮がある。この裏を登り、平坦な潅木帯に「通報ポイント イワクラ尾根7」の標識がある。下り切ったコルの岩場は左にロープがある。アップダウンを繰り返し、二つに割れた岩場に出たところが「通報ポイント イワクラ尾根4」で三角錐の重ね岩に出る。重ね岩は特徴のある三角錐の岩で鎌ヶ岳も顔を出した。眼下に落込む谷が緑に覆われ、鎌・水沢・雲母の姿に迫力を感じる。どこからか人声が聞こえる。

「通報ポイント イワクラ尾根3」から奥の沢を下降する。テープ類、踏み跡、ケルン、「通報ポイント 奥の沢x」の標識が頼りになる。基本的には沢沿いに下れば良い。突然法螺の音が聞こえる。山伏のような白装束の人が居て驚く。沢の水嵩が多い。最後は砂防ダムの左岸から林道に出た。靴を脱ぎ再点検するとまだヒルが残っていた。

林道を下る。不動の滝には寄らず。鎌が岳登山口には数台の車が停まっていた。車のところに戻る。出血が続きティッシュで傷口を押さえる。家に帰って点検すると左右12箇所の噛跡があった。3時間ほど噛跡を水で流す。


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