笠ヶ岳・草津本白根山

草津本白根山
草津本白根山

【日 時】20010年 9月21日(火)
【天 候】曇り後晴れ雨
【山 名】笠ヶ岳(2075m)・草津白根(2150m)
【山 域】長野・群馬
【ルート】 (6:55)笠峠--(7:25)笠ヶ岳--(8:00)笠峠==
(9:05)白根火山駐車場--(9:30)スキー場--(10:20)最高点--(11:05)展望所--
(12:45)白根火山駐車場--(13:00)湯釜展望台--(13:30)白根火山駐車場
【所要時間】1時間05分・4時間25分
【メンバー 】二人

北陸は雨の予報で予定していた頚城の山巡りは諦めた。志賀高原まで南下し笠が岳の峠の茶屋の駐車場で車中泊となった。夜間晴れて月光に映し出された稜線が展していた。朝起きてみると、2000m位から上部には霧が掛かっていた。

笠が岳まで30分、0.8kの標識がある。本日も雨具を着込み、カメラを持って空身で出発する。少し登ると木道が現われる。やがて胸を付くような急坂になる。家内は少ししんどそうに見える。振返るとクレクネした林道が峠を越えて延びている。ヘリポートの「H」のマークも見える。登り詰めると傾斜が緩む。泥濘のアップダウンの道になる。鎖の岩場が現れ足場を確かめながら登ると、そこが山頂だった。大岩の上の祠をカメラに収める。辺りはガスにつつまれ眺望はない。時々ガスが晴れ下界の集落が望まれる。暫く待ったがダメだった。

来た道を辿る。林道からバイクの音が聞こえ軽トラが見える。昨夜の通行はなかったが結構車の往来がある。夫婦連れと行き交う。峠には川崎ナンバーの車が停まっていた。

そのままの格好で国道に移動する。昨夜は暗くて気付かなかったが噴泉塔がある。白根火山に向かう。今登った笠が岳が切り立って見える。高度を揚げると霧が掛かり数十Mの視界になる。ライトを点けながらの運転になる。スカイラインの最高地点を越え下り出した。不安に感じて地図を確認。霧にも拘わらず白根火山駐車場は観光バスが十数台あった。駐車料金410円。

駐車場の脇をアイガモが歩いている。身支度を整え出発。逢ノ峰を左に弓池を右に見て平坦な舗装道を進む。霧で弓池が微かに見える。直ぐに観光客の喧騒が消え、先行者もノンビリ歩いている。スキー場に着くと本白根山まで1.7Kの標識がある。ここから徐々に登って行く。岳樺の中に木道が続いている。通行者のカウントモニターを左に見る。老夫婦が勢い良く追い越し家内が道を空けると「植物がありますよ」と注意される。ツガ系の木が4本並び夫々が異なる種の表示がある。道脇にはリンドウが咲いている。噴火口のコルに出るが霧で視界はない。右に曲がり下りになる。斜面に遅咲きのコマクサがポツンと咲いている。火口底に下りる。この辺りもコマクサがある。右に曲がり緩やかに登っていく。風がやや強い。本白根遊歩道最高地点2150Mの標識がある。皆、ここで休んでいる。少し万座方面に行き下り掛かったところで休む。ここから左折するルートは閉鎖されていた。

ベンチに腰掛け暫く休んでいると、視界が晴れ万座温泉に宿泊街が望まれる。引き返し最高点まで戻るとスッカリ霧が晴れ本白根、白根山に加え、浅間・根子・四阿・妙義・白砂などの山々が一望となった。草津温泉街もハッキリ見える。百名山で人も多くなった。分岐まで戻り中央の展望所に登る。帰路は周遊コースを取る。森林の中の道を下ると鏡池の展望所に着く。池には下りず。木の階段を降り切り左折。水平道を行くとリフト終点駅が現われ、ゴンドラが速いスピードで往来している。舗装道に出るとバスが行き来している。ゴンドラ客を白根火山まで運んでいるのか?車のところに戻る。

空身で湯釜展望に出発。ここからは観光客が多い。舗装された道をユックリ登っていく。シェルターを左に見てひと登りで展望所に着く。青白色の水を湛えた湯釜が遠くに見える。直近まで行ける嘗てのルートが下方に見える。白根山の最高地点に行く人が居た。車のところに戻って荷作りをしていると、本日行動を共にした人が、地蔵にも行ってきたと挨拶していった。

翌日も北は天候が芳しくない。南下を続け、諏訪の片倉館温泉に浸る。ドイツのバーデンバーデンを思わせる大きな湯船に浸り汗を流す。コンビニで夕食と翌日の行動食を買って、蓑輪の中仙寺で車中泊となる。


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