冠山

冠山
冠山

【日 時】2011年10月 9日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】冠山(1227m)
【山 域】福井・岐阜
【ルート】 (10:10)冠山峠--(11:50)冠山--(14:15)冠山峠
【所要時間】4時間05分
【メンバー 】4人


本日は久々にMZ氏・AS氏・TZ氏との合同の山行である。朝5時半前に家を出る。連休の中日で混雑が予想され高速を利用。木曽三川公園ではトライアスロンの大会が行われるようだった。道の駅平田に少し早く着いたのでMZ氏・AS氏にメールして仮眠。約束の8時に全員集合し一台の車で出発する。藤橋の道の駅でトイレ休憩。横山ダムを越え藤橋城を右にみる。徳山ダムを右に見ながら水面と平行に幾つかトンネルを抜ける。左折し川沿いを少し走った後、登りに掛かる。カーブの連続する細い道となる。高倉峠への分岐を左に見る。ソバコマタ林道は叢が覆っていた。冠山峠は既に数十台の車が停まっている。碧天に冠山が頭を傾げている。

福井側に車を停め、出発の準備を整える。TZ氏の靴底が剥離していたので運動靴に履きかえる。峠には大きな石碑があり岐阜側には「美濃国 徳山村」「美濃国 藤橋村」「美濃国 揖斐川町」の石碑が、福井側には「池田町」の石碑がある。よく手入れされた道が続く。緩い傾斜の後、急な坂道になる。我々はユックリなので後続のグループに道を譲る。登り切ったピークが越前峠。少し右に曲がる。前方に冠山の穂先が現われる。3組ほど下山するグループと行き交う。全体には下りながらのアップダウンが続く。鞍部では測量調査のようなグループがいた。最低鞍部から登り返したところで一本立てる。

紅葉には少し早いようだ。増水で抉れた個所を登ると左の上方に冠平で休んでいる人が見える。ダイレクトに登っていくと思っていたが山腹を東側に捲いていた。冠平の上に出る。右に曲がるとロープのある岩場になる。斜度のある岩場が続き喘登になる。ジグザグに登っていくと岩場の上に出る。意外にアッサリ着いた。左に曲がれば山頂に出る。

山頂は10人程の人が寛いでいた。TZ氏は早速食事を始める。時間も良いので皆適当に食事タイムとなった。快晴で視界は申し分ない。北には部子山・銀杏峰・荒島が見える。その背後の白山は霞んでいる。東には能郷白山・イソクラ・若丸山から続く稜線が冠平へと繋がっている。西には重厚な金草岳がでんと構え、釈迦嶺が大きく横たわっている。高丸・笹ヶ峰から南に目を転じると伊吹・蕎粒麦・小津三山などが展開する。遠方に徳山ダムの湖が見えるが堰堤は霞んで見えない。

食事を終る。山頂の東端まで行くが、壁の全体像は見えない。下山に掛る。岩場で元気な子供と行き交う。冠平まで降る。ここで小休憩。偵察で若丸方面の稜線を見て来る。鞍部まで薄いトレースはあったが、藪漕ぎは必須のようだった。ここから見る冠山は岩の針峰が連なり迫力がある。冠平に戻る。冠平の土手の上からもこの景観が見えた。来た道を辿る。全体に下り気味で往路ほど汗は出ない。越前峠の少し手前で小休憩。人気の山でまだまだ登ってくる人がいた。冠峠まで戻り、トイレ休憩。車のところに戻る。

冠山をカメラに収めながら林道を下る。狭い林道にオープンカーの車列が続き少し渋滞。ロックフィルの多目的徳山ダムに立ち寄る。ダムの下では発電所が建設中だった。堰堤から登ってきた方を見ると冠山が少し首を出していた。道の駅平田まで戻り清算して解散となる。三重県内に入って鈴鹿サーキットのF1,津祭りなどで若干混雑した。家に帰って温泉に入って寛ぐ。

計画は当初8月初旬の予定だったが台風と私の体調不良でこの日になった。冠山への林道は不通になる場合があり今回も台風15号の影響で9月末まで不通だった。

冠山は今回は2度目である。以前は私の家内とMZ氏とMZ氏の御子息との山行だったが、当時のことを余り覚えていなかった。記録しておくことが大切だと感じた。


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