竜ヶ岳・静ヶ岳


竜ヶ岳から静ヶ岳を望む
竜ヶ岳から静ヶ岳を望む

【日 時】2011年11月04日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】竜ヶ岳(1099m)・静ヶ岳(1088m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (9:50)石榑峠--(10:40)重ね岩--(11:30)竜ヶ岳--
(12:50)静ヶ岳--(14:40)竜ヶ岳--(15:55)石榑峠
【所要時間】6時間 5分
【メンバー 】二人


恒例の十二支登山ということで鈴鹿の竜ヶ岳に出掛ける。11月4日は中部地方は晴れの特異日ということだが、予報ではこの日も晴天とのことだった。6時過ぎに家を出て広域農道を走り亀山からR306に乗る。鈴鹿の稜線はモヤで薄白く霞んでいるが空は青い。コンビニで食料を調達。大安からR472に入る。宇賀渓の駐車場には数台の車が停まっている。新しくできたトンネルを抜け滋賀側から山道に入る。入口はキャンプ場。道路脇は既に晩秋の様子である。石榑峠には車が3台。三重側のゲートには鍵が掛っている。三重側はいなべ市、滋賀側は東近江市の標識がある。スーペースに車を停め身支度を整える。

左にアンテナの自動雨量観測施設がある。道はザレメ状で滑り易い。岩のガレ場を越える。11月にも拘わらず暑いが、辺りの木々は色づき既に落葉しているのもある。開けたザレ場に出るとさらに暑さが増す。風も無く急坂が続き汗が吹き出る。宇賀渓登山道位置確認noの地図入りのプレートが木に括られている。B〜C区間は抉られた道が幾つかあり、テープが新しいルートを示している。左に捲きながら急坂を登るとDの重ね岩に出る。手拭が岩の上にある。岩に座って軽食を摂る。峠から南の稜線に道路があるが終端の施設はなく平地になっている。

急坂となり笹と潅木の間を登る。番号標識は無くなり位置確認no地図のみになる。木立が消え、一面笹原の野晒しとなる。陽射しが照りつけ汗が吹き出る。登り詰めたところが山頂の一角で傾斜が緩む。笹原の稜線漫歩となる。対面に紅葉に染まった静ヶ岳が望まれる。小ピークから山頂に立つ人が見える。

山頂では夫婦連れと1人の登山者が寛いでいた。広い山頂で東側の人は昼食を摂っていた。方向指示板・三角点・山頂標識などをカメラに収める。藤原の展望丘・天狗岩、御池、銚子、静、遠足尾根、三池・釈迦・国見・雨乞・割山・不老堂などの景観を楽しむ。夫婦がちょっと遠足尾根に行くと言って降りて行った。時間もあるので私達もそのまま静ヶ岳を目指す。

北斜面から遠足尾根一帯は潅木が点在する広大な笹の海の様相を呈する。宇賀渓から来た老男性と老女性の単独行と行き交う。一旦下って潅木を抜けると主尾根と宇賀渓の分岐になる。ここからは治田峠・藤原岳までの番号入りの地図標識が参考になる。笹を切り分けたトラバースを回り込むと森林の尾根に乗る。Bから少し下る。この稜線はヌタ場が多く、鈴鹿の山深さを味わうことが出来る。最低鞍部から登り返したピークで昼食タイムとする。

CからDまでは距離が短く感じられる。稜線ルートから分かれ静ヶ岳への道になる。以前と比べ踏み跡はハッキリしてテープもあり迷う心配はない。予想通り分岐からの距離が長く感じられる。緩い坂道を辛抱強く辿ると静ヶ岳山頂に出た。

南東側に刈り込みがあり、竜ヶ岳が望まれる。三等三角点・山頂標識などをカメラに収める。本日はここまでとする。小憩してユックリ軽食タイム。来た道を辿る。

静ヶ岳からD分岐までは500M位。少し下ると往路で見た赤紫の池があった。この尾根は全て林の尾根で気持ち良く歩ける。遠足尾根分岐まで戻り、登ってきた静ヶ岳を振り返りながら竜ヶ岳まで登り返す。山頂では二人が下山して行った。薄い雲で白っぽいくなり、遠望は霞んでしまった。腰を降ろし食料を平らげ、ユックリ寛ぐ。道端にはリンドウが咲いている。重ね岩の上に登ってみる。横にも似たような岩が見える。車のところに戻り着替えを済ませる。

帰路紅葉を写しながら下って行くと角のある鹿が前方を横切った。トンネルを抜け三重側の山荘は廃屋状態になっていた。大安からR306に乗って亀山に出て広域農道で帰宅となる。


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