紀伊田原〜那智(大辺路)


八郎山から
八郎山から

【日 時】2012年 4月 1日(日)
【天 候】晴れ
【コース】紀伊田原〜那智(大辺路)
【ルート】 (8:35)紀伊田原--(10:25)八郎山--(12:45)大田神社--
(14:50)ゆかし潟--(15:25)駿田峠--(16:30)那智
【所要時間】7時間55分
【メンバー 】二人


今年は寒く、昨年U氏に連絡していた2・3月の熊野古道巡りはズルズルと引き延ばしになっていた。やっと暖かくなってきた矢先メールを受け取り、一年ぶりの古道歩きに出かける。前日に家を出て那智駅で車中泊。久しぶりの車中泊で寒さが堪える。待ち合わせの9時前に氏がやって来た。一年ぶりの再会である。挨拶もそこそこに準備を整えて氏の車で紀伊田原駅に移動。駅前に車を停め出発。

田原の集落の中の木の葉神社を通ってR42に出る。堂道橋手前で左折して国道と分れる。田原川沿いに進み突き当たりの信号を右折して上田原に。桜が満開で汗ばむ陽気。正法寺横から細い道に入る。道端で出会った老女性に熊野古道か確かめる。集落の端に大辺路の標識があり、ここから山道になる。氏曰く「この山来たことがある」。荒れ目の急坂を登ると両側が雑木の緩やかな尾根道が続く。視界が開け、前方に八郎山が見える。八郎峠には地蔵が奉られている。急坂を辿り、ロープの掛る岩場を登ると山頂に出る。360度の大展望で那智の山や太平洋が望まれる。氏曰く「デジカメを忘れた」。ここで小休憩。

峠まで戻り、標識に従い中里に向かう。野葉の木という大きな木がある。谷に下り平地に出る。集落を抜けて右に曲がり田園地帯を進む。橋を渡った右手にクロスした大辺路の標識がある。山中に標識はなく久しぶりに見る標識である。ここはまだ中里と思い右に曲がる。20分ほど進むが南下しているようだ。どうも地図と違和感を覚え引きかえす。途中地元の人に道を尋ねる。標識のところまで戻ると「市屋峠入口まで5分トイレ有り」とある。が、どうも標識の意味が良く分らない。道路の反対側の川沿いの小道を進むと大泰寺に出た。住職らしき人は話中。再度引き返し道路沿いに進む。諏訪神社を右に見て太田川を渡る。道が確認できたので大田神社で昼食タイムとする。昼食中、氏「デジカメあった」と、歓声。

市屋集落を抜けるとトイレ・案内板・動物のレプリカがある。急坂を登ると岩壁に地蔵が佇む市屋峠に着く。峠を越え開けたところに出ると滝が現れる。東にグリーンピア南紀の尖塔が見みえる。池の脇の道を通るが施設は営業していない様子。散策コースは網で仕切られている。木の間から勝浦方面が見える。左の細い道を登りニ河坂峠を越える。ニ河川を越え、ゆかし潟のゆりの山温泉、四季の里温泉を通りR42に出る。休日で交通量の多い。湯川トンネルの前を横切る。駿河峠には加寿神社の幟があった。峠の両肩へ階段が揚がっていたが行かず。液晶が埋め込まれた案内板があり、ボタンを押すと加寿神社・大辺路のナレーションが流れた。なんと、奥さんのナレーションで氏は携帯で連絡していた。

峠を抜けると単独行と行き交う。那智の町や太平洋が見える。坂を下って観光ホテル脇を下り天満に入る。国道沿いに進み那智川を越え道の駅の車のところに着く。田原で車を回収。国民宿舎あらふねの温泉に浸り、車中泊となる。


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