三周ヶ岳

三周ヶ岳を望む
三周ヶ岳を望む

【日 時】2012年 9月26日(水)
【天 候】晴れ
【山 名】三周ヶ岳(1292m)
【山 域】奥美濃(福井・岐阜)
【ルート】 (7:50)岐阜側登山口--(9:35)夜叉が池--(11:25)三周ヶ岳-- (13:35)夜叉が池--(15:10)岐阜側登山口
【所要時間】7時間20分
【メンバー 】二人


前夜、道の駅坂下でストーブを炊いて夕食。三日前買い込んだ食料をなんとか終了させた。車を広い駐車場に移し眠りに就こうとドアを閉めに掛った時、目の前に犬がいた。ビックリして慌ててドアを締める。どうやら野犬のようで暫くすると自販機の付近を徘徊している。人には危害を与えないと思われたので、夜間外に出るときに注意することで睡眠に就く。朝、起きて顔を洗っていると、昨夜の犬が徘徊していた。昨日は気付かなかったがビッコをひいている。国道を進み夜叉が池の案内に従い右折して林道に入る。遊戯公園、揖斐電ダムから少し先に行くと細い道になる。川沿いに進み岐阜側の登山口に達する。バイクが一台ある。下に降りて水を補給してストーブを炊き朝食を摂る。赤い車が来て単行が出発していった。

いったん谷に降り木橋を渡ると山火事注意の赤の横断幕。橋を渡り左岸をジグザグに登ると、平坦な道になる。谷に沿って気持ちのよいぶなの林の中を進む。夜叉壁とぶな林と谷がこの山域の魅力である。夜叉ヶ池まで2/4の標識を過ぎた辺りで小休憩。幽玄の滝があり水を飲めば長生きできるの案内あり。少し進んで対岸に見える滝の方が幽玄の滝に相応しいと思える。アップダウンの後、谷に下り右岸を少し登ると昇龍の滝が見える。この辺りから岩場帯になり直射日光が降り注ぐ。振り返ればユッタリとした尾根の高丸が見える。足元にはリンドウが咲いている。上方から人声が聞こえ夜叉ヶ池に飛び出る。 大学生らしい4人の男性が揚々と小ピークから下り、夜叉ヶ池山の方に登っていった。ここで休憩を考えたが陽射しが強く小ピークに登って日影で休憩タイムとする。

夜叉ヶ池からはヤブが道を覆い、家内は閉口気味。鞍部を通り突き当たりを右に曲がり岩場は右に捲く。ヤブッぽい岩場の混じる夜叉壁への登りとなる。右に高丸を見ながらの登行となる。ピークに出ると笹と小枝の混じる小広場。ここからは益々ヤブが強い稜線になる。背丈を越すヤブも現れる。このルート唯一であるが登山口の駐車場が見える。以前残雪期に来た時のナイフリッジも良く分らない状態。高丸への分岐ピーク手前では草露が覆い。朝出発していった赤い車の人が下山。分岐ピークからは目指す三周のピークが指呼の間に見える。ヤブは益々手強くなり、笹を掻き分けたり、下が見えず足元を探りながら進む。ルートも曲がりが多く背丈を越すところもある。一旦下り、登り返しとなるが、視界の無い状態が続く。

ヒッコリ周りの開けた山頂に飛び出る。三角点はあるが周りに標識はない。以前掛られていたであろう針金が残っている。視界は申し分ない。白山・御岳・乗鞍・能郷白山・金草、高丸・烏帽子・蕎粒麦岳・伊吹・金糞・三国等々が望まれる。昼食タイムで寛いでいたら単独行がやって来た。ストーブを取り出し食事を始めたのを機に下山に掛る。本日山頂を踏んだのは私達を含め4人かも。

ヤブ帯では家内は二度とこんな山は来ないとブツブツ言っている。ピークの下の岩場に二人の男性が見える。駐車場の見える稜線から見ると車の入れ替えがあったようで赤い車はなかった。ピークに着くと老年の二人の男性が寛いでいた。三周には行かずここまでとのこと。夜叉が池周辺には数人の人が行き来していた。池のベンチで一休み。ここまでの人も多いようだ。案内板にはヤシャゲンゴロウの案内がある。池の周りにはブナ林があり落ちついた雰囲気。

岩場を慎重に下る。左岸の登り返しは疲れた体にはキツク感じる。駐車場が見える手前で小休憩。駐車場が見えるとホッとする。車の戻ると山頂と夜叉が池であった人達が降りてきた。

道の駅藤橋で温泉に浸る。揖斐川のコンビニで食料を買う。さざれ石公園で車中泊となる。


縦走路を望む

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