三峰山・平倉峰

不動滝
不動滝

【日 時】2012年11月18日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】三峰山(1235m)・平倉峰(1220m)
【山 域】三重・奈良
【ルート】 (10:25)登山口--(11:00)不動滝--(12:05)五本杉の小屋--(12:40)三峰山--
(13:15)平倉峰--(14:15)八丁平--(15:10)登尾小屋--(15:40)登山口
【所要時間】5時間15分
【メンバー 】二人


前日は雨で寒冷前線が抜け今日は晴れだが風が強い予報。近くの三峰山に出かける。おにぎりと飲料をザックに詰めスーパーで少し食料を補給。スーパーの開店時間が7時になっている。いつものコースで車を走らせる。御杖道の駅は車が一杯で丘陵の温泉施設もかなり出来ている。神末で左折。神末川沿いに南下。前方を見ると稜線に雲が掛って動きが速い。不動滝コースの駐車場には車が十数台。奥宇陀青少年旅行村には行かず本日はこの登山口に車を停める。身支度をしていると車が一台やってきた。

我々と同時に三人連れが出発していった。小川沿いに進む。春に来た時の陥没したところは治っている。山上まで3600mの標識。先のグループは既に登尾コースに取り付いている。標識を右に見て谷沿いの林道を進む。春に見た舗装面の凹凸や土砂と木が崩れたところは完全に修復されている。前方に7〜8人の軽装の人達がユックリ歩いている。どうやら滝までの様子。突き当たりのカーブのトイレも完全復旧。舗装道から分れ、山道に入る。植林帯を暫く進むと鳥居とコンクリの建造物がある。脇を抜けると目の前に不動滝が現れる。水量が多く立派な滝である。滝の上部中間にある鳥居の横で昼食タイムを摂っているとグループがやって来た。写真を撮った後直ぐ引き返していった。

ジグザグの急坂となり滝から離れる。ルートは山腹を左に捲くように緩急の坂が現れる。それほど急坂ではないが距離を感じる。枝谷沿いの道が続き階段道を登ると炭焼き釜跡が現れる。また急坂になる。上部に開けたところが現れ、登尾コースとの分岐に御馴染みログハウスが現れる。冷たい風が吹きぬける。中には先ほどの三人が居た。下の古い小屋はあばら状態だがここでも三人が休んでいる。戸板の風避けに小休憩。

緩い坂道を登って行く。稜線に出て、大日如来分岐。稜線は木々の葉は完全に落ち、冷たい強風が吹き抜け木枯らし状態。展望は良く御岳展望所からは曽爾の山々が望まれる。三峰山山頂では山頂標識と一等三角点をカメラに収める。堪らず雨具を着込み食料を補給して平倉峰に向かう。

自然林のアップダウンの道となる。裸木と一面の落葉が明るい空間をなす。吹き抜ける冷たい風が既に冬であることを実感させる。平倉峰に近づくと疎林の大木が現われる。到着すると風が強く吹きあがる。眺望は良く倶留尊山・古光山・学能堂山がスッキリ望まれる。麓は晩秋の面持ちで光が射すと錦秋色になる。山頂を超え風下でユックリ腰を降ろしてストーブを点けオデンタイムとする。

来た道を辿る。暖かい食事後で往路は寒さは左程感じない。三峰山まで戻り八丁平に降りる。ここも風が吹き抜けている。南側の眺望も良い。茂みを風避けに小休憩をしていると、西の方から風で蛇行しながら登山者がやって来て通過していった。この時間でも人が居る事に驚く。寒さと風で鹿の気配はない。下山を開始。帰路は登尾コースで下る。ルートの半分の展望所で小休憩。

段の上の展望所のログハウスに入る。家内は初めて。風が無いと落ち着いた感がする。登尾小屋の林道は青少年村からの道路はまだ通行止めになっていた。植林帯の中をジグザグに下っていく。谷を渡り往路で見た舗装道にでる。車のところに戻ると私の車のみになっていた。

稜線の風は冷たく既に冬そのものだった。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる